家系の課題をひとりで見つけるのは難しい。
家系の課題に気づくには具体的に何をすればいいのか?
単純明快な答えはありません。
遺伝子、生育環境、家族の発達課題の3つの要素が複雑に絡み合っているからです。
客観的に分適して初めてわかることや知っておかなければならない前提知識がないと、
自分たち夫婦だけが不幸で、配偶者がこの世で一番理解できない人間だと感じてしまいます。
ひとつひとつ一緒に確認していきましょうね。
遺伝子からわかること
人間の性格の約半分は生まれつきの遺伝子で決定されています。
だからと言って、『どうすることもできない』と落ち込む必要もありません。
遺伝的にどんな言動を取りやすいのかを知っていることで、事前に回避したり、努力してギャップを埋めることができます。
遺伝子検査なんて怖いと思うかもしれませんが、自分のことを知らずに夫婦関係が悪化し続ける方がよっぽど怖いと私は思います。
成育環境
人間の性格の残り半分は育った環境で決まってきます。
社会・友人・恋人など様々な人たちの影響を受けながら成長します。
中でも親からの影響はとても大きく、愛着スタイルや夫婦関係に対する思い込みに苦しんでいる方が多いのが現実です。
人格の成熟度にも影響する生育環境をぜび学んでみてくださいね。
家族心理学
夫婦問題は大きく二つに別れます。
その夫婦固有の悩みに苦しんでいるのか。
それとも、すべての夫婦に共通する悩みに苦しんでいるのか。
家族心理学は後者の『すべての夫婦に共通する悩み』のこと。
未来に待ち受けている夫婦で乗り越えなくてはならない課題も見えてくるはずです。