育児で喧嘩ばかりしていたら読んで欲しい。子育てのストレスが低い夫婦の共通点とは?

こんにちは!

 

『夫婦立て直し工場』の石谷落果です。

 

プロフィール

石谷落果

夫婦カウンセラー

『離婚寸前の夫婦危機を経験したこと』が夫婦カウンセラーを志すきっかけ。家族心理学・認知行動療法に精通し、心理的なサポートから経済的フォローまで多角的な夫婦カウンセリングを実施中。

夫婦問題は長引くほど立て直しは難しくなります。ひとりで悩まずに、一緒にしあわせな家族を目指しませんか?

 

今回は、家族の大きな問題のひとつである『育児ストレス』についての記事になります。

かわいい我が子と言えど、成長過程の人間を育てていくというのは難しいこと。

 

子どもができてから仲が悪くなったという夫婦も多いかと思います。

 

そんな育児ストレスを軽減し、

夫婦仲も良好に保っている夫婦には共通点があるのです。

 

一緒に乗り越えていきましょう!

 

石谷落果

夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います
 
必ずあなたの力になります

夫婦立て直しを始めたばかりの方↓

 

状況別の夫婦立て直し↓

 

家族の経済的不安を無くしたい方↓

 

家族の発達課題について学びたい方↓

 

 

目次

育児ストレス軽減に向けた3つの共通点

皆さんがこの記事を見てくださっているのは、

育児のストレスを減らしたいというのが主な理由だと思います。

育児のストレスや苦労を減らすために、

上手な育児方法を知らなければと色々と情報収集しているかもしれません。

この記事でお伝えするのは、

子どもをいい子にする魔法のようなテクニックや細かい手法ではありません。

どのようなスタンスで育児に臨む夫婦が最もストレスを感じていないのか、

共通点をお伝えしたいと思います。

大きく3つの共通点に絞られます。

  • 配偶者としての役割を大切にしている
  • 2人が育児計画に同意している
  • 価値観を確認している

一緒に見ていきましょう!

 

配偶者としての役割を大切にしている

ひとつめの共通点は、

配偶者としての役割を大切にしている夫婦であることです。

役割を大切にするってどういう意味?

と思ったかもしれません。

カルフォルニア大学のコーワン夫妻の研究について簡単にお話しします。

コーワン夫妻は、

パートナーが妊娠中の男親に関する研究の先駆者です。

彼らも、産後クライシスを経験した夫婦。

良好な夫婦関係を保つ方法を研究しているのです。

 

今回紹介するのは、

新たに親になる夫婦に対して生活における様々な役割(働き手、友人、母、娘、血 父)などについて考えてもらった研究の結果です。

結論としては、

お互いが自分の役割のうち、

最も重要な役割は配偶者であると考えている夫婦は、

最も自己肯定感が高く、

育児に対するストレスが低い。

ということがわかっています。

 

次に研究の詳細については説明です。

新たに親となる夫婦に対して、

さまざまな役割を時間ではなく、

自分が重要だと思う度合いで円グラフを作成してもらいます。

 

親という役割に関しては、

女性が『母親』という役割に対して割り当てた比率に対して、男性の『父親』に対する割り当ては低い傾向にありました。

そして、子供が産まれてから改めて役割について尋ねると、当然のことながら『母親』、『父親』の役割の比率は大きくなります。

一方で、パートナー・配偶者としての役割の比率は子どもが産まれた後はお互いに下がってしまいます。

自分の役割の重要度の変化は、想像通りかなと思います。

 

では、本題の『育児ストレス』について焦点を当ててみましょう。

実は、育児ストレスが低い夫婦に焦点を当てると、

お互いに、パートナー・配偶者としての役割に最も重要性を感じていた夫婦が、

最も『育児ストレス』が低いという結果が出ました。

 

ストレスは人間関係にも心身の健康にも影響を与えます。

夫婦が父親や母親としての役割を重要視するよりも、

配偶者であることに最も重きを置いて、子育てをしていく方が、

結果として家族はしあわせになるのかもしれません。

 

2人が育児計画に同意している

夫婦が決めた育児計画をお互いが同意していることも育児ストレスが低い夫婦の共通点のひとつです。

ここでいう育児計画というのは、

家事や育児を事細かく役割分担をすることではありません。

目的が共有されていて、

お互いに合った仕事の割り振りがされている必要があります。

そして、お互いに同意しているというのもポイントです。

例えば、

オムツ交換や食器洗いを平等に分担することは重要なことではありません。

『父親が仕事』

『母親が育児』

と前時代的な役割分担だったとしても、

夫婦が家族にとって1番いい役割分担だと納得していれば、

問題はないのです。

 

問題なのは、

役割が不平等、

負担が大きい、

自分の価値観と異なっている、

と家族が感じてしまっていること。

役割分担に同意できていないために、

不平不満を感じて、ストレスが高まってしまいます。

 

配偶者と『親としての役割』のバランスについて、お互いが納得できるように話し合うことが大切です。

とはいえ、完全にお互いが納得するかたちは難しいでしょう。

アサーティブなコミュニケーションメンタルのケアをお互い続けながら、

日々、舵取りをしてみましょう。

 

価値観を確認している

育児ストレスの少ない夫婦の最後の共通点は、『価値観を確認していること』です。

価値観リスト価値観マップを作成することで自分の価値観が視覚化してみましょう。

そして、配偶者と共有することでお互いに何に重きを置いて生きているのかが伝わります。

育児に関しても、

こんな子どもに育って欲しい!

という漠然としたイメージが価値観の中に紛れ込んでいます。

例えば、

安定した暮らしが好きな人

冒険やチャレンジが好きな人

両者では、間違いなく教育方針や子どもへの接し方が異なりますよね。

夫婦は異なる遺伝子を持ち、異なる環境で育った他人です。

成長する中で染み付いた思い込みが理解し合うことを阻害しているかもしれません。

性格不一致は異なる価値観を持っているので当たり前です。

自分の価値観と配偶者の価値観を擦り合わせて家族を前向きな方向へも進めていってくださいね。

 

家族はひとつのシステムである

育児ストレスの低い夫婦の3つの共通点はいかがでしたか?

  • 配偶者としての役割を大切にしている
  • 2人が育児計画に同意している
  • 価値観を確認している

いずれの共通点も育児ストレス軽減以外にも多くのメリットがありそうな気がしますよね。

人はそれぞれが自立した存在であっても、家族はひとつのシステムです。

例えば、自動車が走るメカニズムは、キャプレター、マフラー、シリンダーブロックを個別に調べてもわかりません。

ドライブミッションやドライブシャフトなどのパーツと一緒に役割を考える必要があります。

家族も同じです。

家系というシステムにもっとフォーカスしてみましょう。

母親だけ見ても、

父親だけ見ても、

子どもだけ見ても、

本当の問題はわからないのです。

夫婦のつながりや親子のつながりが密接に絡み合ってひとつの家族が成り立っています。

参考書籍

研究データを基に紹介しているので、安心して読みやすいです。

家族心理学の観点から父親の役割を考えることができます。

父親が与えるポジティブ・ネガティブな影響を愛着形成を基に学ぶことができます。

 

最後に

家族が心穏やかに暮らすためには、

お互いの価値観を理解し合って、

納得して、暮らしていく必要があります。

価値観をすり合わせる際は、

家族を消耗させる行動非合理な思い込みに陥っていないか確認しながら、

配偶者としての役割を充実したものにしていくことをおすすめします。

石谷落果

夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います
 
必ずあなたの力になります

これからも一緒にしあわせな家族を目指しましょうね!

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