『これからしあわせな家族を築きたい』夫婦立て直しの道のり①

こんにちは!

 

『夫婦立て直し工場』の石谷落果です。

 

プロフィール

石谷落果

夫婦カウンセラー

『離婚寸前の夫婦危機を経験したこと』が夫婦カウンセラーを志すきっかけ。家族心理学・認知行動療法に精通し、心理的なサポートから経済的フォローまで多角的な夫婦カウンセリングを実施中。

夫婦問題は長引くほど立て直しは難しくなります。ひとりで悩まずに、一緒にしあわせな家族を目指しませんか?

 

本記事は、

『これから結婚するけれど、不安でいっぱいだ!』

『しあわせな家族を築きたいよ!』

と思っている方へ良好な夫婦関係の構築方法を提案した記事となります。

 

手前味噌で申し訳ないですが、

結婚する前にこの記事を読むことができた方は、本当に幸運だと思います。

余計なお世話に感じるかもしれませんが、夫婦立て直しについて結婚する前から知っているのと知らないのとでは、天と地の差があります。

とくに、結婚を考える相手がいるなら尚更のこと。

 

これから結婚してしあわせな家族を目指す方へ、自分の経験と知識を最大限に活かしながら、道のりをお伝えできれば幸いです。

専門用語やわかりにくい内容にについては、各参考記事を読んでいただければ幸いです。

 

石谷落果

夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います
 
必ずあなたの力になります

 

夫婦立て直しを始めたばかりの方↓

 

状況別の夫婦立て直し↓

 

家族の経済的不安を無くしたい方↓

 

家族の発達課題について学びたい方↓

 

 

目次

良好な夫婦関係を継続するために知ってほしいこと

結婚とは人生の墓場である。

という言葉を聞いたことありませんか?

誰が言い出したのかわかりませんが、縁起でもない言葉です。

しかし、ある程度準備を持って結婚生活に臨まないと、自分を傷つけたり、気持ちを押し殺しながら生きていくことになります。

そういう意味では、夫婦の立て直し方を知らなければ、死んだような思いをするのかもしれません。

恋愛感情が冷めてからが勝負

では、結婚を人生の墓場にしないためには、どうすれば良いのでしょうか?

 

私は、夫婦立て直しを始める前に3つの心構えをお伝えしています。

心構えのうちでも結婚前から必要なのは、『あなたがいなくても私はしあわせです』の精神です。

結婚するときは、しあわせの絶頂です。

配偶者がいるだけでしあわせな気持ちになるはず。

しかし、配偶者を全肯定してしまう感情には落とし穴があります。

 

落とし穴は2つ。

配偶者を全肯定する感情は、配偶者にしあわせを依存している状態であるということ。

配偶者への全肯定的な感情が薄れるタイミングは、お互い別々であるということ。

そして、恋愛感情が冷めてからの夫婦生活の方が圧倒的に長いのです。

配偶者ありきの結婚生活はいずれ破綻してしてまうでしょう。

冷めるタイミングは時間の経過

配偶者に対しての感情が落ち着き始めるのは、結婚して2,3年後くらいからと言われています。

ドーパミンの分泌が落ち着いて、冷静な目で配偶者と向き合うようになるからです。

すると、今まで気づかなかったり、許せていた配偶者の価値観やネガティブな思考や行動が気になるようになり出します。

問題なのは、タイミングが夫婦同時ではなく個人差があるということ。

神経伝達物質やホルモンのバランスは、遺伝的要素や心身の状態によって異なります。

自分はまだまだ配偶者に対して依存的な恋愛感情を持っていても、配偶者はドーピングが切れ始めて冷静になりつつある可能性があるのです。

甘えた行動や遠慮のない言動が、今まで許されていたのに、徐々に許されなくなってくるかもしれません。

配偶者が覚めてしまったときに、自分のことを尊敬してもらえるか。

配偶者からの恋愛感情が途切れても、寂しさや悲しさに振り回されないか。

といった自立した心が重要になります。

 

妊娠出産による家族構成の変化

一方で、本来は徐々に冷めていくはずの恋愛感情が唐突に消えるライフイベントがあります。

夫婦関係を一変させる出来事のひとつである妊娠・出産です。

産後クライシスという言葉を聞いたことがありますか?

妊娠を機に、女性のホルモンバランスは急激な変化をし、子どもを受け入れる体制を作ります。

恋愛感情によって男性は女性依存している状態なのに、女性は母親になるために強制的に自立させられる。

という状態が典型的です。

実際に体験してみるとあまりに唐突な変化。

知っていても、自立していてもお互いに大きな精神的なダメージを受けるはず。

そのまま、お互いがすれ違いに気づけずにいると、出産を機により溝が深まり、夫婦仲は険悪になります。

何としても避けたいことですよね。

 

今から始めてほしいこと

夫婦間の恋愛感情が無くなった後も夫婦関係を良好に保つために、

準備しておいてほしいことがあります。

それは、感情や思考と行動を分離する癖適切な自己表現を身につけることです。

このふたつができると、

自立する心

感情的な大きなトラブルを防ぐ力

を身につけることができます。

 

感情や思考と行動を分離する癖

感情や思考と行動を分離する癖とは、一体、どのような癖だと思いますか?

もちろん、

嫌なことがあっても我慢すること。

ではありません。

自分が感情や思考に振り回されるリスクを下げるための習慣や技術を身につけることです。

 

具体的には↓の2つ。

 

瞑想する習慣を持つこと

瞑想と聞くと何だか怪しいなあと思う方が多いかもしれません。

しかし、瞑想にはさまざまなメリットがあることは、科学的にも証明されています。

瞑想のメリット
  • うつ、不安、ストレスの軽減
  • 幸福感の改善
  • 睡眠の質の向上
  • 共感能力の改善
  • 衝動抑制の効果
  • 魅力度の改善
  • 人間関係の改善効果
  • 恋愛トラブルを乗り越える力の向上

etc…

どれも、夫婦関係を良好に保ってくれそうな効果ですよね。

 

瞑想には様々な種類がありますが共通した目的は、

自動操縦モードになっている自分の心や体へ意識を向けて、変化や揺らぎに気づくこと。

不安、怒り、悲しみを俯瞰できるようになると、ネガティブな感情に振り回されなくなります。

一方、今まで気づけなかった小さな喜びや楽しさなど『そこにある』ポジティブな感情に気づくこともできます。

配偶者のネガティブな感情に振り回されない力配偶者がいることによるポジティブな感情に気づく力を身につけてみてください。

 

1日数分からでOK。

細切れでもOK。

呼吸を意識する習慣だけでもOK。

 

ぜひ、日常に取り入れてみてくださいね。

脱フュージョンを取り入れること

脱フュージョンとは、思考と行動を分離するための技術のひとつ。

例えば、

配偶者に何度も言っても直してくれない悪い癖や、ちょっとしたことで感情的に怒る場合があったとします。

そこで、配偶者の言動を間に受けず、

『悪い癖の時間だ!』とか、

『また、配偶者が怒るの巻』というように、

一種の繰り返されるストーリーにしてしまうという技術が脱フュージョンの一例です。

 

配偶者が何か言ってきた!

ムカつく!このやろー!

と咄嗟に返すのではなく、苛立っている自分の感情を一歩引いた視点で捉えてみてください。

 

一歩引いてみることで、大きな感情の爆発を免れることができます。

 

配偶者の感情に流されない自立したこころを目指してみてくださいね。

 

適切な自己表現

適切な自己表現と言われてどのような表現方法を想像しますか?

実は、私たちは自分の自己表現についてあまり理解できていません。

自己表現し過ぎだと思っていたら、消極的にみられていたり、大人しくしていたつもりが自己表現の激しい人だと思われたりしています。

原因は単純。

正しい自己表現を知らないからです。

 

しかし落ち込む必要はありません。

学校では、国語や数学は習っても自己表現方法は習いませんでした。

だから、知らなくて当然なんです。

私も全然知りませんでした。

 

なので元々本能的に上手にできる人が特別扱いされます。

技術を学ぶことで今からでも実践できるようになります。

 

アサーションとは?

正しい自己表現のための技術のことをアサーション、またはアサーティブコミュニケーションといいます。

日本ではあまり聞きなれない言葉ですが、アサーションとは『自分も相手も尊重する』という意味を持つコミュニケーション方法、考え方です。

なんだか、夫婦関係が良くなりそうな考え方ですよね。

とても前向きになれそうな技術ですが、アサーションを身につける上で知ってほしいことがあります。

 

  • アサーションは相手をコントロールするための技術ではないこと
  • アサーション権は、すべての人々に平等にあるということ

 

アサーションはお互いを尊重した最適な自己表現の技術ですが、アサーティブに伝えたからと言って、

配偶者が絶対に納得したり、

言うことを聞いてくれるわけではありません。

うまくいく時もあれば、そうではない時もあります。

ただし、配偶者と感情的な対立を避けることができるので、良好な夫婦関係を長期的に維持するには最適です。

 

また、アサーションの権利は誰にでも平等にあります。

配偶者との上下関係が生まれてしまうと、なかなか言いたいこと、やりたいことが伝えられなくなってしまいがち。

上下関係は、日頃からうまく自己表現ができずに押し殺していたり、配偶者の主張を納得していないのに受け入れたりしていると起こってしまいます。

最初は、小さな歪みでもだんだんと大きくなり、立て直すのに時間がかかります。

長期的な夫婦関係を望むなら、結婚当初から適切な自己表現ができるように学んでみてくださいね。

配偶者が自己表現が苦手なら聞き出すように心がけると、お互いを尊重した夫婦になれますよ。

最後に

今回は、最初に取り組んでほしいことをお伝えしました。

他にも、家系の課題価値観リスト自分の遺伝的素質など知っていることで夫婦問題のリスクを下げられることはたくさんあります。

夫婦関係は、感情の浮き沈みの連続。

妊娠、出産、家の購入、昇進、転勤、病気、天災など様々な出来事が重なることで、想像もしていなかった苦難が待ち受けています。

自分が苦しいとき、

配偶者が苦しいとき、

どんなときでも、

攻撃的、自虐的な感情に振り回されず、アサーティブなコミュニケーションを心がけることさえできれば、乗り越えていけます。

石谷落果

夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います
 
必ずあなたの力になります

これから一緒に、しあわせな家族を目指しましょうね!

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