こんにちは!
『夫婦立て直し工場』の石谷落果です。
プロフィール
石谷落果
夫婦カウンセラー
『離婚寸前の夫婦危機を経験したこと』が夫婦カウンセラーを志すきっかけ。家族心理学・認知行動療法に精通し、心理的なサポートから経済的フォローまで多角的な夫婦カウンセリングを実施中。
夫婦問題は長引くほど立て直しは難しくなります。ひとりで悩まずに、一緒にしあわせな家族を目指しませんか?
今回は、老後資金を準備するための資産運用について紹介します。
資産運用ってよくわからないし、不安だという方も安心してください。
誰でも実践できる方法かつシンプルな内容です。
今日をきっかけに老後資金に関わる経済的不安を軽減し、しあわせな日々を過ごせるようになりませんか?
夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います。
必ずあなたの力になります。
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老後資金は米国株高配当ETFで準備しよう!
老後資金ってどうやって準備したらいいんだろう?
老後資金は今と未来を豊かにする米国株高配当ETFがおすすめです
皆さんは老後資金に不安を抱えていませんか?
『準備できなくて困窮した老後生活を歩むことになったら。。。』
『途中で蓄えた資金が無くなったら。。。』
↑のような漠然とした不安を抱えているかもしれません。
しかし、これからお伝えする資産運用に取り組むことで、
『困窮した老後生活』と『途中で蓄えが無くなってしまう』リスクを回避することができます。
具体的な方法は、米国株高配当ETFを積立投資することです。
『ちょっと待って!米国株高配当ETFって何?』
と思ったかもしれません。
この後説明していきますので、『そういうものがあるんだな』と今は軽く流して読み進めてくださいね。
資産運用は理解せず、他人に言われるままにしてしまうのが最も危険です。
しかし、急がずにじっくりと取り組めば報われる確率はとても高いです。
一緒に学んでみませんか?
資産運用を始める前にチェック!生活防衛資金はありますか?
まず、大事なポイントを紹介します。
この記事を読んで、
『よーし!全力で資産運用を頑張るぞ!』
と思ってくださった方も出てくるかと思いますが、
貯蓄の全てを運用に回すのは危険だと知っておいてください。
なぜなら、突然の事故や病気、リストラなど突発的なトラブルから起こったとき、
全額株式にしてしまっていると必要金額をすぐ用意できる保証がないからです。
株式市場は株価の上げ下げを繰り返しながら長期的には上昇していく傾向にあります。
そのため、経済的に大きなショックが起こると本当に必要なときに、一時的に元値の半分以下になっているという可能性もありえるんです。
大きな下落として、リーマンショック、チャイナショック、コロナショックなどはご存知かと思います。
よって、資産運用は長期的には報われる傾向にありますが、短期的には大きく値動きする特徴を持っているのです。
つまり、何かあったときの備えとして、
家族が少なくとも半年間程度は暮らしていけるだけの貯蓄を別に用意しておくことが懸命。
いざという時に家族の生活が困らないために用意しておく貯蓄のことを『生活防衛資金』と言います。
家族構成や職業によって目安は異なりますが、安心と安定のために半年間の生活費を貯蓄することを私はおすすめします。
月の生活費が30万円の家庭なら30万円×6ヶ月=180万円 となります。
また、
『実は貯金がほとんどなくて。。。』
という方は貯蓄と資産運用を半分ずつに分けて少しずつ進めていくことをおすすめしています。
老後資金のための資産運用は長期間の運用が大前提ですので、スタートは早い方がいいからです。
経済的に不安を感じしている方は↓の関連記事も合わせてお読みくださいね。
数年以内に必要になる資金は現金で持とう
また、もうひとつ現金で貯蓄していた方がいい資金があります。
それは、数年以内に必ず使う予定のある資金のことです。
例えば、
- 車の購入
- 住宅設備のメンテナンス
- 旅行
などですね。
生活防衛資金と同様で、使いたいと思ったタイミングに予定の金額がなければ本末転倒になってしまいます。
生活防衛資金と数年以内に必要になるお金は貯蓄しておくと安心です。
私の場合は3年以内に必要になる金額は毎月現金で準備しています。
人によって金額、期間、用途は異なるかと思いますので家族でよく相談してくださいね。
米国株高配当ETFって何?
貯蓄が準備できたらようやく資産運用のお話です。
まずは、冒頭で積み立てたい投資商品に挙げた『米国株高配当ETF』について確認していきましょう。
私も初めて資産運用をするときに専門用語が多すぎて混乱した記憶があります。
心理的に、人間はわからないものに不安を感じるもの。
皆さんが、安心して資産運用ができるように説明していきます。
米国株高配当ETFの正体を確認するために↓のように細かく分解していきましょう。
米国 株 高配当 ETF
何となく見えてきましたね。
『米国』はご存じ、アメリカ合衆国のことです。
『株』は株式のこと。
ここまでで、アメリカの株式を購入するするのかな?とイメージがつくと思います。
次に、『高配当』を少しさらに『高い』と『配当』に分解します。
配当は聞きなれない言葉かと思いますが、配当の定義は『企業が稼いだ利益の一部を株主に現金で還元すること』です。
『高い』と頭に付くので株主への還元が高いんだなとわかりますね。
最後に『ETF』です。
ETFは、“Exchange Traded Funds”の略で、「上場投資信託」と呼ばれています。
正直、ETFが1番わかりにくいところ。
多くの方がよくわからないものを購入すると思い、恐くて二の足を踏んでしまうのです。
しかし、そこまで難しいものではありません。
『上場』とは株式市場で株式を自由に売買できるようになることを示します。上場している企業の株は誰でもいつでも売ったり買ったりできます。
そして、お金をプロに預けて投資してもらうことを『投資信託』といいます。
こんな物事に投資しますよ!とお金のプロがコンセプトに合わせたそれぞれ投資商品を用意しています。
その投資商品をいくら分買いたいですとお金を受け渡し、運用してもらうというわけです。
要するに米国株高配当ETFとは、
↓のことを示します。
投資のプロへお金を預けることで、米国の株主還元に積極的な企業の株を代わりに選んで買ってもらう投資商品
さらに、株式市場が開いている時ならいつでも誰でも購入できる特徴を持っています。
何となくイメージがつきましたでしょうか?
どうやって買うのか?
では、具体的にどうやって買えばいいのでしょうか?
スーパーやコンビニで売っている。とわけでなく、
私たちは証券会社を通してETFを購入する必要があるのです。
しかし、銀行や証券会社の窓口には間違っても行ってはいけません。
高い手数料の投資商品を買わされることになります。
そこで、おすすめなのがネット証券。
SBI証券・楽天証券・マネックス証券など有名で私自身はSBI証券と楽天証券を利用しています。
とくに、米国株投資をするならSBI証券をおすすめしています。
SBI証券は、1999年にインターネット取引サービスを開始した日本におけるインターネット証券の先駆けです。
- NISA口座開設者数 主要ネット証券No.1
- 国内株式個人取引シェアNo.1
と実績も信頼性も申し分ありません。
『口座開設手順』
↑の詳細については別記事で紹介していきますね。
口座は無料で開設できますし、
開設まで1ヶ月ほど時間がかかります。
ひとまず、開設しておくという選択肢もあるかと思います。
そして、米国株高配当ETFは毎月一定金額を購入するようにしましょう。
プロのトレーダーのように毎日チャートとにらめっこして、売買する必要はありません。
バイ(買う)&ホールド(保有する)に徹するのが重要です。
老後資金はどのくらい必要?
では、老後資金としてどのくらいの米国株高配当ETFをしておけばいいのでしょうか?
まずは、老後資金がいくら必要なのかを考えてみましょう。
細かい部分は人によって異なりますが、
老後に夫婦が生活していくのに月30万円あれば十分だと仮定するなら、年間の生活費360万円。
月30万円×12か月=360万円
360万円の生活費が安定して得られるかがポイントになりますね。
まずは、年金でどの程度もらえるのかをざっくり計算してみます。
そのうち、国民年金が78万円×夫婦2人=156万円
どちらかが、平均程度の年収で40年間働いたとすれば厚生年金が183万円
年金から得られる所得は339万円。
年金にも住民税や所得税がかかりますので、0.84をかけて手取りは285万円となります。
つまり、米国株高配当ETFの配当金で補填しなければならないのは、
360万円ー285万円=75万円(不足分)
ということになります。
米国株高配当ETFには様々な銘柄がありますが、
私が老後資金目的で購入している銘柄のひとつ『VYM』の配当利回りが3%前後であるため、
1,700万円あれば毎年51万円の配当金を得られます。
少し少ないように感じますが、
長期的な資産運用のメリットは複利効果が働くことです。
配当金は優良企業であれば増加する傾向にあります。
優良企業の組み合わせであるVYMなら平均6%程度の増配は見込めます。
そのため、35歳から65歳までに1,700万円分のVYMを購入したとすると、
配当金は106万円となります。
ただし、配当金は配当所得扱いですので税金が引かれます。
米国で10%・日本で20.315%です。
つまり、配当金は税引き後で75万円の配当所得が得られます。
30年間の毎月積立額は、47,200円。
固定費削減や夫婦で協力すれば積み立てるにそれほど難しい金額ではないはず。
2024年以降はNISA制度も新しくなり、夫婦で3600万円まで非課税で資産運用ができるようになります。
税金が米国の10%のみになるなら、総購入金額は1,333万円となり月37,000円と難易度は大きく下がります。
月37,000円を資産運用することで老後資金の不安は解消されます。
どうでしょう? 現実的なプランではないでしょうか?
次に様々ある投資手法や投資商品の中から米国株高配当ETFを選択するメリットについて紹介します。
米国株高配当ETFを選択するメリット
米国株高配当ETFがどんな性質を持っていてどこで購入すればいいのかお伝えしました。
次に老後資金の準備として、
米国株高配当ETFを購入するメリットについて確認してみましょう。
- 資産を使い切るリスクが低い
- 今と未来を大事にできる
- 介護資金や医療費が増えても安心
- 子どもに資産を残せる
資産を使い切るリスクが低い
最初のメリットは『資産を使い切るリスクが低い』ことです。
老後資金の最も大きな不安は長生きによって資金が尽きることではないですか?
老後2000万円問題と言われていますが、
単純に毎月10万円使ったとしたら17年で全て使い切ってしまいます。
65歳から切り崩したら82歳までの資金ということ。
ちょっとシャレになっていませんよね。
2000万円準備したとしてもどんどん積み上げた資産が減っていくのは心理的に大きな負担になります。
また、投資信託で積み立てて切り崩していく方法もありますが、自分の意思で切り崩さなければなりません。
本当に切り崩していいのか。
いくら切り屑したらいいのか。
常に考えながら資金管理をしていく必要性があります。
若い頃はいいかもしれませんが、自分が年老いたときに同じような判断ができるかは疑問の方も多いはず。
一方、配当金なら毎年強制的に証券口座に振り込まれます。
その分だけ引き落として老後資金に当てればいいのです。
さらに、元本を切り崩すことがないので購入したETFの配当金が無くならない限り、半永久的に老後資金を確保することができるのです。
『配当金が無くなるのが不安です!』
という方は私がおすすめするVYMという銘柄について紹介した記事をお読みください。
配当金が出なくなる不安は取り除かれると思います。
今と未来を大事にできる
2つめのメリットは、
『今と未来を大事にできること』です。
具体的にどういうことかというと、
米国株高配当ETFの配当金は積み立て始めた当初も貰えるため、若い頃に配当所得を得ることができるということです。
例えば、
積立NISAのように投資信託で老後資金を準備すると自分で売却しない限り、手元にお金は残りません。
老後までひたすらに積み立てることになります。
今の自分では使うことができないのです。
しかし、ETFの場合は配当金が出ます。
老後資金のために用意していたとしても、配当金は自由に使うことができます。
100万円まで準備できていたら3万円。
1000万円まで準備できていたら30万円。
毎年配当金を受け取れるようになります。
もちろん、配当金を再投資することもできますが、
家族のイベントや娯楽・自己投資のために利用することもできます。
つまり、未来の準備をしながらも今のために使う資金を用意できるのが米国株高配当ETFなのです。
介護資金や医療費が増えても安心
さらに、『介護資金や医療費が増えても安心』できるというメリットもあります。
安心には理由があります。
米国株高配当ETFが増配傾向にあるという特徴を持っているから。
増配とは配当金が増えるという意味。
毎年もらえる配当金は少しずつ増加していく傾向にあるのです。
増加率は数%ずつで短期的には実感しにくいですが、VYMというETFなら平均増配率は約6%です。
10年後には配当金は約2倍になっている計算です。
65歳時点で年間60万円もらえるとしたら、
75歳時点では年間120万円に増えているのです。
そうすれば、年々増えていく介護費用や医療費を十分補填することができますよね。
家族に経済的な迷惑をかけることもありません。
子や孫に資産が残せる
最後のメリットは賛否両論あるかと思いますが、
『子どもに資産が残せる』ということです。
私たちがどれだけ長生きしても、
配当金のみを使い、元本は使わずに済むのが米国株高配当ETFを用いた老後資金形成です。
元本は次世代に引き継がれることになります。
自然と子どもも経済的に安定した人生を送ることができます。
もちろん、子どもに多額のお金を渡すことに抵抗のある方はいると思いますので、参考までに考えてみてくださいね。
しかし、これからの時代は今までのように会社に勤めて定年まで働いて経済基盤を立てるスタイルは失われていくと思っています。
少しずつ人間の仕事は『誰でもできること』から『その人にしかできないこと』へ変わっていく傾向に。
孫、ひ孫世代はより顕著になっているだろうと考えられます。
そんな時代で経済的に安定し自由であるということは、自分の個性を発揮できる土台を作りやすい環境と言えます。
最後に
米国株高配当ETFを積み立てて老後資金を準備するプランはいかがでしょうか?
人間は感情的な生き物です。
常に合理的な判断ができるとは限りません。
老後資金は絶対必要だからといって、
今を犠牲にして一生懸命貯めたお金を淡々と切り崩せる人は少ないと思います。
そのために税金面で多少の合理性を欠いても米国株高配当ETF投資を私は実行していきます。
経済的安定感の相談はカウンセリングの最中に投げかけていただいても問題ありません。
夫婦関係のお悩みと経済的不安は切っても切れない関係。
少しずつ経済的にも安定した家族を築けるようになれば幸いです。
夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います。
必ずあなたの力になります。
これからも一緒にしあわせな家族を目指しましょうね!
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