皆さん、はじめまして!
『夫婦立て直し工場』の石谷落果です。
皆さんが『夫婦立て直し工場』へ訪れてくださったということは、何かしらの夫婦問題を抱えていらっしゃるのではないかと思います。
そして、その悩みや苦しみは想像を絶するものでしょう。
なぜ、皆さんの気持ちがわかるのか。
実は、私も数年前に離婚危機の経験があるからです。
夫婦問題の原因は自分で蒔いた種だったのですが、
『こんなにもつらいのか』
と本当に苦しみました。
現在は、様々な努力によって夫婦の危機を乗り越えて、家族みんなで前向きに仲良く暮らしています。
しかし、夫婦関係で悩んでいるのは自分だけではない。今もどこかで悩んで苦しんでいる方がいるかもしれない。と思うようになり、
だったら、今も夫婦問題に苦しむ人たちへ自分の知識や経験を伝える活動をしよう!
という決意の元に『夫婦カウンセラー』としての活動をスタートしました。
『夫婦立て直し工場』は、
精神的にとても苦しい『夫婦問題』に悩んでいる方、これからもっと『しあわせな家族へステップアップ』していきたい方へ向けて、様々な角度から知識や情報を伝える場のひとつです。
主に、
- 夫婦立て直しに役立つ知識や情報
- 夫婦立て直しカウンセリング
- 私の実体験
の内容を中心に、夫婦問題を引き起こしてしまう私たちが抱えている課題を解決していきます。
↓の関連記事は私が夫婦を立て直す際に役に立った書籍です。夫婦カウンセラーとして知識の出し惜しみはしません。まずはこちらの書籍をチェックしてみてくださいね。
私のブログ読んでくださる方やカウンセリングを受けてくださる方は、かつての私のように離婚寸前だったとしても長期的に夫婦立て直しできるようサポートさせていただきます。ぜひお付き合いくださいね。
夫婦立て直しに手遅れはありません!
一緒にしあわせな家族に変えていきましょう!
夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います。
必ずあなたの力になります。
夫婦立て直しを始めたばかりの方↓
状況別の夫婦立て直し↓
家族の経済的不安を無くしたい方↓
家族の発達課題について学びたい方↓
夫婦問題の本当の原因は家系にある!?
さて、問題を抱えてしまった夫婦の立て直しに向けて、
最初に考えなければいけないことは何だと思いますか?
反省して、謝罪と感謝の気持ちを伝えること?
自分と配偶者の問題点を把握すること?
子どもへの影響を心配すること?
いずれも大切なことですが、
本当に考えなくてはいけないのは、
夫婦の悩みはどうして発生するのか知る
という点です。
離婚寸前の状態だった私は、
どうにかやり直すことができないかと、夫婦修復のカウンセリングを受けたり、夫婦、親子に関する書籍を読み漁ったりして活路を見出そうとしていました。
夫婦関係がうまくいかないのは自分たちだけが原因じゃない!
そして、調べ続けて気がついたのは、
『夫婦関係がうまくいかないのって、自分たちだけが原因じゃないぞ!』
ということでした。
では、夫婦問題を引き起こす自分たち以外の原因は何でしょうか?
それは、自分という人間の成長に深く関わっている家族や周囲の人間関係です。
今、皆さんが『夫婦立て直し工場』を訪れてくださっているということは、夫婦の悩みを何かしら抱えていて、辛い思いをしているはず。
コミュニケーションがぎこちない。
価値観が合わない。
配偶者と会話が無い。
子どもに関すること以外に接点がない。
セックスレス。
不倫されている。
離婚を迫られている。
別居している。
すでに危機的状況の方もいれば、
夫婦関係にちょっとした違和感を覚え始めているという方もいるかもしれません。
もしも、辛い夫婦の悩みが、
全部自分と配偶者だけの問題ではなく、
両家の親、祖父母を巻き込んだ『家系の課題』やこれまでに形成してきた周囲との『人間関係』から影響を受けている
と考えたら少しだけ気持ちが楽になりませんか?
『家系の課題』と言っても、
先祖の祟りだ!
とか、
神よ、私を見捨てたのか!
といった、
スピリチュアルや宗教のように迷信めいた意味合いではありません。
親や祖父母から受け継いだ
が無意識に影響しているこということです。
まさに、自分が成長していく過程で、
夫婦関係を壊してしまいかねない時限爆弾を埋め込まれてしまったようなものです。
当然、目に見えない地雷を完璧に避け切ることはできませんよね。
今のあなたは時限爆弾の存在に気付けず、爆発させてしまっただけ。
そして、一度負傷した身体を治さなければ、配偶者を支えることはできません。
どんなに謝っても家系の課題について深堀していないと、パートナーの本質的な不安や怒りに気づいていない状態。
何も知らなければ、なぜ夫婦がすれ違っているのかもわからず、離婚へ向かいます。
つまり、
自分や配偶者がどんな人間なのか。
家族にどんな問題やトラブルがあったのか。
お互いの遺伝的特徴・人生や結婚に対する潜在的不安や人間関係の癖と向き合っていく必要があるんです。
知識がなければ、夫婦関係の悪化をコントロールできません。
幼い頃から染み付いている無意識が、自分の意思とは無関係に、夫婦関係の方向性や価値観を決定しまいます。
知るべきはお互いの親や祖父母も苦しんでいたかもしれない『家系の課題』です。
注意していただきたいのは、家族は何もあなたに不幸になって欲しくて、『家系の課題』を残したわけではありません。
おそらく、
このブログにたどり着いた方の多くは、自分の家族関係にトラブルがあるのではないかと思います。
家系の課題を知ることで、
幼いころに感じていたつらい感情や悲しいトラブルは、家族という小さなコミュニティが抱える課題が原因だったんだと気づくことがあるかもしれません。
しかし、気づいた時には家族を責めないようにしてください。
親の課題を考えることと、
親のせいにして恨んだり、諦めたりすることは違います。
事実として受け止められる心を整えて、これからどうするかを一緒に考えましょう。
夫婦関係を改善するために忘れてはいけない3つの心構え
伝えたいことは分かったよ!まずは『遺伝子や家庭環境によって今の自分がある』それを知ることが大事なんだね!
でも夫婦立て直しが自分にできるのか不安なんだ!
不安を和らげるために、夫婦立て直しに立ち向かうための3つの心構えをお伝えします。
自分自身でも経験したのでわかりますが、自分に潜む家系の課題は結婚しないと見えてこないことが多く、自分だけでなく配偶者の家系の課題も関わってきます。
夫婦問題が起こっていると感じている『その現象』は夫婦が抱える課題のほんの一部分であるケースは珍しくありません。
そのため、夫婦立て直しはとても難しく、途中で投げ出してしまったり、本来の自分の気持ちを押し殺して諦めてしまったりする方が多いです。
しかし、次の『3つの心構え』を忘れずに、未来を良くする選択を取り続ければ、必ず明るい方へ進むことができます。
- 夫婦立て直しは長期的な視野を持って臨むこと
- 手法重視の立て直しに頼らないこと
- ひとりでもしあわせになる力を育てること
夫婦立て直しは長期的な視野を持って臨むこと
初めに、
『夫婦立て直しは長期的な視野を持って臨む』という考え方を頭と身体に染み込ませることが大切です。
『三つ子の魂百まで』という言葉があるように、
幼い頃の愛着形成や受け継いだ遺伝子が人の性質のほとんどを決定します。
家系から植え付けられた結婚に対する価値観、潜在的不安、思い込みは簡単には変わりません。
夫婦立て直しは汚れた水の入ったコップにきれいな水を少しずつ注いで時間をかけて入れ替えていくイメージです。
全部一度こぼしてやり直したい気持ちになりますが、自分の歩んできた過去は無かったことにできないのが現実。
私たちが夫婦立て直しのためにできることは、
遺伝子や愛着スタイルなどから客観的に自分を認め、現実の自分を俯瞰する。
自分と配偶者の価値観や夫婦関係に対する思い込みを腑に落ちるまで、考え抜く。
自分の抱えている課題を知り、ゆっくり着実に変わっていこう。
変われない部分は愛して受け入れよう。
焦りを落ち着かせるマインドチェンジが必要です。
そして、自分が変わり始めても、夫婦立て直しに結果を求めすぎないことが大切。
ほとんどの場合、
夫婦問題に取り組み始めるタイミングは、大抵の場合がギリギリです。
離婚寸前だったり、
別居していたり、
不倫が常態化していたり、
子どもとほとんど会えていなかったり、
精神的に追い詰められている状態になっています。
そのため、今すぐにでも結果を出して安らぎを得たいと考えています。
『もうちょっと早く始めればよかった!』
と歯痒い気持ちになりますが、私の経験上では焦って夫婦関係を立て直そうとしてもうまくいくことはありません。
自分が100個変わると、ようやく配偶者は1個変わる。
死ぬ前に結婚してよかったと言ってもらえればそれでいい。
少しオーバーですが、そのくらいの気長さが大事です。
とはいえ、
結果を早く出したいという不安と焦りでぐるぐる混乱している心を整理させるのって、本当に難しいですよね。
何をしていても、
配偶者の言動に悲しくなったり、
苛立ったりしてなかなか前向きになることができないと思います。
私もストレスと不安から、円形脱毛症を頻発していました。
皆さんに偉そうなことは言えません。
そんな夫婦関係がもたらす強いストレスを和らげるには瞑想がオススメ。
不安と焦りを受け入れる技術を身に付けると、自然と長期的な視野で夫婦立て直しに向きあうことができるようになります。
『マインドフルネス』の取り組みのひとつとして参考にしてください。
皆さんの変化は必ず、配偶者へ伝わりますよ。
手法重視の夫婦立て直しに頼らないこと
次は夫婦立て直しに取り組む過程では『手法重視の情報』に注意した方がいいということです。
ネット上には、
夫婦についての情報は山のように存在します。
『たった○○するだけであっという間に夫婦円満!』
『私はこの方法で妻と復縁しました!』
『××のおかげで夫を不倫相手から引き離しました!』
というような手法にフォーカスした情報もたくさんあります。
夫婦関係に悩んでいる方を煽るような内容ばかりで、心の折れかかっている方は容易く引き込まれてしまいます。
そして、ひどい場合には、
数十万もする高い情報商材や商品を購入させられてしまったり、
復縁のつもりだったのに、いつの間にか離婚へ誘導され、裁判で不利にならないための対策を立てていた
という状況に陥ってしまいます。
すべての情報が皆さんを騙そうとしているとは限りません。
しかし、手法頼りの夫婦立て直しは危険です。
手法に頼って表面部分を取り繕っても、自分自身は変わっていないということが多いからです。
例えば、『キスやハグを定期的にしよう』とスキンシップを図ることで一時的に夫婦関係を持ち直すことはありますが、『なぜ自分たち夫婦はスキンシップがうまく取れなくなったのか』を解決しなければ、別の状況で異なる問題が発生してしまいます。
あなたが逆の立場なら、
小手先だけのテクニックで自分をよく見せようと振舞っている配偶者を受け入れることはできないはずです。
また、夫婦立て直しの道のりは、それぞれの夫婦ごとに大きく異なります。
離婚理由として最も多い性格不一致もただの現象であり、根本的な原因ではありません。
夫婦立て直しのプロセスは千差万別。
まずは、自分と配偶者へフォーカスして知ることから始めてみませんか?
『ひとりでも幸せになれる力』を身につけること
最後の心構えは、『ひとりでも幸せになれる力』を身につけることです。
『夫婦を立て直したいのにどうして?』と疑問に持つかもしれません。
もちろん、
いつ離婚してもいい!
と投げやりになろうという意味ではないのです。
ひとりでもしあわせに生きていける強さを持った上で、夫婦で生きることを選ぶという気持ちが重要なんです。
夫婦とは、1人でも幸せになれる人間がより良い人生のために一緒に暮らしている最小のコミュニティです。
コミュニティ内での執着や依存関係は、コミュニティの破滅をもたらします。
配偶者と一緒にいるだけで何をしていてもしあわせという恋人関係のような状態は、夫婦関係を長続きさせません。
努力無しで愛情やしあわせが永遠に続くというのは非合理な思い込みです。
私が皆さんとカウンセリングする際に、
『夫婦修復』
『離婚回避』
『復縁』
といった言葉を用いずに『夫婦立て直し』と表現しているのは、
恋人期間や結婚当初のようなラブラブ関係に戻ることはできない。
戻る必要もない。
と思っているからです。
新しい自分になって、新しい家族をスタートさせることが結果的にしあわせな家族を形成します。
夫婦関係を壊してしまった今の自分の延長線上にしあわせな家族はあり得ないのです。
そして、夫婦関係がうまくいかなくなってしまう理由には『アイデンティティがうまく確立されていない』『配偶者へ心理的・経済的に依存している』という家族を形成するまでの発達課題が隠れています。
私自身も、
『一人でもしあわせにやっていける道筋が見えてきたなあ』
と感じる状態になれたころ、
何度連絡を取っても無視され続けていた妻から、話がしたいと提案されました。
そして、紆余曲折あり今につながっています。
話し合った時の私は、妻から見て、過去を反省し、自分の誤りを理解したまったく違う人間に見えたのだと思います。
不思議な力によって努力が妻へ届いた!
というつもりはありません。
配偶者が何かを変えようと行動したとき、
新しい自分を見せられるか、もう一度家族としてやっていける人間だと思ってもらえるかが重要
ということです。
案外なんとかなるものですよ。
元のラブラブな恋人状態に戻ることは難しいですが、
自分が変われば、
人生のパートナーとしての関係性は十分に取り戻せます。
夫婦立て直しに向けて、課題は3つ
ここまで、夫婦立て直しに取り組む際の心構えを紹介しました。
長期的な視野で臨み、家族と向き合って、ひとりでもしあわせになれるように自立していく。
夫婦立て直しの根本的な方針となります。
しかし、心構えだけではぼんやりとしていて何をしていいのかわかりませんよね。
具体的にどのように夫婦立て直しを取り組んでいげはいいのか。
課題を3つに分類して紹介します。
具体的な課題は↓の3つです。
- 家系の課題
- 自立と自律
- 経済的安定
順番に説明していきますね。
①家系の課題
まずは、最初に紹介した『家系の課題』の解決に向けたアクションです。
夫婦問題を引き起こしている原因は↓の要素に潜んでいる場合がほとんどです。
人間関係の癖
大抵の場合、
親の課題を子は繰り返します。
- 親が亭主関白なら子も亭主関白
- 浮気性なら浮気性
- 金銭的にだらしなければ、同じようにだらしない
- 親が離婚しているなら子も離婚しやすい
などといった傾向にあることは、皆さんの関わってきた人間関係の中で直感的に感じているイメージとリンクしていると思います。
なぜ、親の抱えている夫婦問題を繰り返してしまうのでしょうか?
それは、
人間の性質のほとんどは、遺伝子と生育環境によって決定されるから
とくに、生まれ育った家族(源家族)の影響は大きく、非合理な思い込みに気づかないうちに取り込まれている可能性が高いのです。
また、配偶者と夫婦関係を結んだときから、家族というコミュニティの中心が『親と私』から『私と配偶者』へと遷移します。
本来は、新しい家族の価値観や考え方は夫婦で構築していくことが大切になりますが、源家族での体験が無意識に配偶者の価値観や考え方を否定し、お互いを受け入れた関係性の構築を妨げるのです。
そのため、
親が抱えていた問題・親子関係で抱えている問題・家族関係が根っこの原因となって発生している人間関係の問題を把握していくことが、夫婦問題の本当の原因を探る鍵となります。
手法頼りではうまくいかないのは、この『家系の課題』がしっかりと認識できていないからだと私は考えます。
全く同じ人間がいないように、全く同じ夫婦は存在しませんからね。
家系から受け継いだ遺伝子
そして、全く同じ人間がいないのはそれぞれが持っている遺伝的特徴が異なるからです。
- 不安になりやすい
- ネガティブになりやすい
- 感情的になりやすい
- 楽観的
- 幸福感を感じやすい
- 不倫しやすい
- 離婚しやすい
という性格の特徴は遺伝的要因も含まれることがわかってきています。
では、どのようにして自分の持つ遺伝子を知ることができるのでしょうか?
方法はひとつ。
遺伝子検査です。
何それあやしい!
と思われるかもしれませんが、この十数年間でのゲノム分析の進歩は著しいものがあります。
私は遺伝子検査は自分を知るための最適な方法のひとつだと考えています。
実際に私自身も試している遺伝子検査キットに関する記事は↓です。
ぜひ、夫婦立て直しの一助にしてはいかがでしょうか?
家族の発達課題
最後にいずれの夫婦に共通する課題が存在することをお伝えします。
具体的には、『家族の発達課題』と言い、ライフサイクルで誰もが経験する葛藤や問題のことを指します。
例えば、
- 産後クライシス
- 思春期の子どもの悩み
- 熟年離婚
- 介護問題
などのような問題はいずれの夫婦にも共通して起こる可能性のある発達課題。
家族の発達課題を乗り越えられるかは、どのような心理的要因によって発生するのかを知っているかにかかっています。
↓のリンクから各ライフサイクルに起こりやすい発達課題をお伝えしていますので、よかったら参考にしてくださいね。
長くなりましたが、
家系の課題では、↓の3つの学びを進めていきましょう。
- 自分の遺伝的要因
- 源家族から影響を受けたこと
- 家族が成長していくために避けられない発達課題
では、どのように向き合っていくのかは次の課題『自立と自律』で紹介します。
②自立と自律
『自立と自律』とは、長期的に夫婦立て直しへ取り組むための心身を育てることです。
夫婦立て直しの最終目的は、
配偶者にも家系の課題に気づいてもらい、お互いを理解し合うこと
家族全員がしあわせになっていくことです。
しかし、お互いが変わることは稀に見る最高の結末です。
夫婦立て直しにおいて配偶者を変えることはとても難しいことです。
自分が遺伝的要因と生育環境の影響を受け入れてことさえ時間がかかること。
配偶者も同じように変化してもらうことは、自分を変えることよりも何倍も大変なことだと知っておいてください。
まずは、ひたすらに自分を良い方向へ変えていくことに注力しましょう。
他人をコントロールすることはできないですし、やってはいけませんからね。
そして、
長期的に取り組むということは、夫婦関係がうまくいかない現実を受け入れて進むことです。
途中で折れてしまいそうな心を支えるための取り組みが『自立と自律』です。
具体的には、
などに取り組んでみることをおすすめします。
マインドフルネス
マインドフルネスは、自分の今置かれている状況に気づき、気づきをそのまま受け入れる力を養うことです。
夫婦立て直し中はネガティブな感情を抱きやすく、心身共にダメージを追いながらの生活が続きます。
そんなつらい状況を真正面から受け止めて、
一喜一憂しているとどうしても短期的にメリットのある感情的な言動・不倫・離婚といった行動を取ってしまいがちになります。
マインドフルな心を身に付けるには瞑想や呼吸へ意識を向ける取り組みが有効です。
『瞑想なんて胡散臭いなあ』
と感じる方もいるかもしれませんが、科学的にも効果があるということがわかってきています。
私自身も自分の変化は瞑想からスタートしました。
呼吸に意識を向けて反芻する自分への後悔や配偶者への怒りを鎮めることで、価値観を見つめなおしたり、適切なコミュニケーション方法を学んだりする心の余裕が生まれるようになりました。
ネガティブな感情に押しつぶされる前に、切り離して俯瞰することがとても大切です。
価値観を見つめ直す
価値観を見つめ直すことには、2つのメリット↓があります。
- 軸がぶれることなく長期的に夫婦立て直しへ取り組むことができるようになること
- 夫婦立て直しが自分の人生に本当に必要か客観的に認識できること
夫婦立て直しで重要なポイントのひとつは、『配偶者にとっての心の安全基地になること』です。
心の安全基地には、
- いつもと変わらない態度でいる
- 困った時にすぐに助けてくれる
- 自分の気持ちに共感してくれる
という要素が求められます。
心の安全基地として機能するためには、自分の行動軸が定まっていることが重要。
気分で優しくされたり、時には冷たい態度を取ったりするような不安定な関係は夫婦間に信頼関係を構築できません。
そこで、自分の価値観を把握し、優先順位をつけることで気持ちの揺れ動きを抑えることができるようになります。
家族が最も大切だと気づいたら、家族と何かを天秤にかけられたとき最善の選択を選べようになります。
反対に自由、冒険、孤独などを求めるなら結婚自体が向いていなかったという可能性もあります。
もしも、夫婦立て直しが軌道に乗ってきても同じようにどこかで気持ちが切れてしまう日が来るかもしれません。
自分にとって本当に夫婦立て直しが必要なのかを見定めてみませんか?
アサーション
もうひとつ『自立と自律』に役立つスキル『アサーション』を紹介します。
アサーションとは、お互いを尊重し合ったコミュニケーションのこと
夫婦立て直しといっても自分の気持ちを抑え込んで、配偶者を尊重し続けることは夫婦の力関係を崩してしまいます。
本来、夫婦は対等な関係性。
今は夫婦問題によってバランスを崩してしまっているだけ。
アサーションを学ぶことで自分の主張を適切に表現できるようになり、コミュニケーションの中で自分や配偶者を傷つけることは少なくなります。
自分の感情を表現することが苦手な方に向けたトレーニングもあります。
長期的に夫婦関係を続けていくなら夫婦のコミュニケーション能力向上は必須の課題。
夫婦間で話し合うぜひアサーションを学び始めてみてくださいね。
『自立と自律』への取り組みは、
とにかく、自分が前向きに取り組めることをいち早く始めることが大切になります。
放っておくと夫婦関係は悪化の一途をたどります。
しかし、ひとりでは挫折してしまいそうな取り組み。
一緒に伴走してくれる仲間が必要ならぜひ夫婦立て直しカウンセリングを利用していただけたらと思います。
③経済的安定
夫婦立て直しでは、
- 自分と配偶者の『家系の課題』を受け入れて前向きに取り組むこと。
- ひとりでも生きていけるように自立し、長期的に夫婦立て直しに取り組める状態を保つこと。
が大切です。
一方、いくら夫婦関係が盤石でも経済的に不安定であれば、夫婦生活はギクシャクしますし、行き詰まりを感じるはず。
『配偶者と暮らしていけるのだろうか?』
という不安が常に付き纏うことになります。
離婚率は収入と相関関係にあります。
日本人夫婦の3組中1組が離婚していますが、離婚率は年収ごとに大きく異なります。
- 300万以下…42.9%
- 500万以下…31.7%
- 1000万以上…1.6%
また、アメリカ人夫婦の2組中1組が離婚しますが、
億万長者の92%は離婚経験がありません。
お金が夫婦関係を結びつける事実もあるのです。
当然ですが、経済的安定=お金の話。
離婚寸前や別居中では、負のバイアスがかかり過ぎてまともに話ができませんので、『家系の課題』や『自立と自律』と並行で学んでおくことでスムーズに動けるかと思います。
ぜひ、一緒に学んでいきましょう。
具体的に『経済的安定』に向けて何をするべきか。ということですが、
主に↓の5つです。
- 収支の見える化
- ざっくりライフプランニング
- 4つの固定費削減
- 今と未来を豊かにする資産運用
- 健康とランニングコスト重視の住宅選び
収支の見える化
見える化とは工場などでよく使われる用語なのですが、物事を数値やグラフで比較したり、誰が見ても同じように受け取れる状態にしたりすること。
経済的安定を目指す第一段階は家計の収支を目に見える形にしておくことです。
人はよくわからないものに不安を感じ、深く関わることを敬遠しがちです。
夫婦間でお金のトラブルが多い場合は、
何にどのくらい使っているのかが見えていない場合が多いです。
とは言え、きっちりと毎日家計簿をつけるのは大きな労力。
夫婦立て直しのためには、配偶者と真剣に向き合っていく必要があるのでできるだけ『家系の課題』と『自立と自律』に注力していきたいものです。
そこで、私が推奨したいのは家計簿アプリの利用。
クレジットカードや銀行口座を連携することで、自動的に収支を記録してくれます。
具体的には、私が実際に触ったことのある『Money Forward ME』・『お金のコンパス』というアプリがおすすめです。
ざっくりライフプランニング
収支の見える化と同時に行ってほしいのは、『ざっくりライフプランニング』です。
ライフプランニングとは『長期的な生涯生活の設計』を示したもの。
ファイナンシャルプランナーの勉強し始めると最初に学ぶ内容です。
しかしながら、正直言って机上の空論過ぎて作る意味はほとんどありません。
私たちが夫婦関係で大きな悩みを抱えているなんて結婚当初は考えもしなかったことです。
経済的な悩みもたくさんのリスクの集合体。
順風満帆にとはいきません。
そこで、私はざっくりと4つのポイントに絞ってライフプランを立てることだ大事だと考えています。
詳しくは『経済的安定感の育て方』を参照にしていただければと思います。
4つの固定費削減
経済的安定感をもたらすのは、生活コストを落とすことが最も効果的です。
しかし、家族を豊かになるには優先順位の高い節約と低い節約があります。
例えば、
節約のために日々電気代や水道代を気にしたり、
遠くのスーパーへ安さを求めて出かけたり、
毎日の努力で節約するのは、負担やストレスを感じますよね。
このような節約は優先度の低い節約です。
一方で、↓のような節約は一度変更すれば継続的に効果を得られる内容です。
- 住宅費
- 保険料
- 通信費
- サブスクリプション
他にも、
節水シャワーやLED照明に変える。
古くなった白物家電を変える。
というように、長期的にコスト削減につながる行動を取ってみましょう。
今と未来を豊かにする資産運用
そして、
- 収支の見える化
- ざっくりライフプランニング
- 固定費削減
に取り組んでいくと少しずつ家計が改善し、貯蓄が増えていきます。
ただし、貯蓄のみでは教育資金や老後資金の資産形成には非効率です。
家族を豊かにしていくには、資産運用が必要不可欠になってきます
将来の大きな支出への備になりますし、お金にも働いてもらうことで所得源を分散させることができます。
所得源を分散させることは、経済的リスクを軽減する効果があります。
具体的な方法は、↓の関連記事を参考にしていただければ幸いです。
資産形成への取り組みは早ければ早いほど良いと言われています。
よくわからないから手が出せないという悩みを解決できるようにサポートしていきますので、一緒に取り組んでいきましょうね。
健康とランニングコスト重視の住宅選び
住宅については賛否が別れる部分ですが、
個人的には安さよりも家族の健康とランニングコストを重視した住宅選びがより豊かな家族を築くことにつながると考えています。
寒暖差が激しい。
室内換気が機能していない。
地震が起きたら崩れてしまいそう。
となれば、間違いなく安全や健康が脅かされます。
長期的に安心安全を得られる住宅に住むことも、経済的安定へ必要だと私は考えています。
家族によって優先順位は異なるかと思いますが、住宅は家族の豊かさへの投資であることを意識してみてください。
家族が豊かになるための浪費
そして、経済的安定に向けた5つの行動が軌道に乗ってくれば、最後は家族が豊かになるための浪費です。
個人的には、
物ではなく、価値ある事柄にお金を使ってたくさん良い思い出をアップデートする方がおすすめです。
過去に夫婦関係でつらいことがあったとしても、
楽しい思い出を積み重ねて新しい家族へアップデートしていきましょう。
とくに、お子さんがいる場合は、強くお勧めします。
夫婦立て直しを学び始めてから、『育児』について学ぶ機会が多くなったのですが、
共通して言えることは、
子ども時代の十数年間は、成人してからの残りの人生より、大切だということ。
子どもは大きくなれば、親から自然と離れていきます。
可能な限り、記憶に残るイベントを家族で共有していきたいですね。
最後に
長々と読んでくださり、本当にありがとうございました。
最後に、夫婦立て直しのポイントまとめたいと思います。
①夫婦立て直しは長期的な視野を持って臨むこと
まずは自分を受け入れることからスタート。配偶者に変化が無くても、焦らずゆっくり自分を変えていきましょう。
②手法重視の夫婦立て直しに頼らないことと
立て直しへの道筋は千差万別です。『家系の課題』や『自立と自律』の理解なしでは前に進めません。
③『ひとりでも幸せになれる力』を身につけること
夫婦修復では無く、夫婦立て直しです。ひとりでもしあわせになれる新しい自分になりましょう。『それでも配偶者と共に生きていきたい』と思えるかが大切。
↑の心構えを心に留めておくことで、夫婦関係は必ず良い方向に進んでくれます。
次に、夫婦立て直しへ向けた具体的な課題のまとめです。
①家系の課題 まずは自分の持つ遺伝子と生まれ育った生育環境を知ること。同じように親も悩んでいたかもしれません。勇気を出して話をしてみると自分を変えるきっかけになります。
②自立と自律 長期的に夫婦立て直しに取り組むため、配偶者とのコミュニケーションのためにも優先的に取り組みましょう。夫婦立て直しは自分との戦いでもあります。
③経済的安定 夫婦の絆にはお金のつながりも含まれます。家計の安定と資産形成に取り組み、家族で素敵な体験を共有しましょう。
『夫婦立て直し工場』では、様々な課題に対して具体的に紹介していきます。
幼い頃から少しずつ築かれてきた自分という存在は簡単には変わりません。
新しい知識を得て、新しい行動を重ねて、塗り替えていく必要があります。
情報はできるだけ更新していく予定ですが、最も新しい情報や個別ケースの対応はカウンセリングで直接聞いていただければ、迅速にお伝えできるかと思います。
ぜひ、『夫婦立て直し工場』と『メールカウンセリング』を活用して、長期的な視野で夫婦立て直しに臨んでくださいね。
夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います。
必ずあなたの力になります。
『夫婦立て直しを始めよう!』
そう思った今が1番苦しい時です。
これから先は、きっとしあわせな未来が待っています。
コメント
コメント一覧 (2件)
私は妻から離婚を突きつけられました。
それから色々な本やYouTube、神社からおまじない、なんでもやって3か月経ち気付いたら10k以上痩せウエストが63㎝になっていました。そしてこのサイトにたどり着き、全てが腑に落ちてました。本当にありがとうございます。救われました。
これから自分の思い描いているようになるかわかりませんが、なんとか一から初めてみたいと思います。感謝いたします。
コメントありがとうございます。
このブログがスナフさんの人生を立て直すきっかけになれたことを嬉しく思います。
今が一番辛い時です。
困ったことがあれば、気軽に声をかけてくださいね。
出来ることは限られていますが、力になりたいと思っています。
スナフさんの努力によって、
何もかも手につかないような日常が少しずつ変わっていくことを願っています。