家は資産、それとも負債?家を持たないリスクは老後生活にひそむ!?

こんにちは!

 

『夫婦立て直し工場』の石谷落果です。

 

プロフィール

石谷落果

夫婦カウンセラー

『離婚寸前の夫婦危機を経験したこと』が夫婦カウンセラーを志すきっかけ。家族心理学・認知行動療法に精通し、心理的なサポートから経済的フォローまで多角的な夫婦カウンセリングを実施中。

夫婦問題は長引くほど立て直しは難しくなります。ひとりで悩まずに、一緒にしあわせな家族を目指しませんか?

 

今回は、家は資産、負債という疑問と家を持たないリスクについて紹介します。

 

永遠の論争に終止符を!

という内容かはわかりませんが、参考になれば幸いです。

 

石谷落果

夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います
 
必ずあなたの力になります

 

夫婦立て直しを始めたばかりの方↓

 

状況別の夫婦立て直し↓

 

家族の経済的不安を無くしたい方↓

 

家族の発達課題について学びたい方↓

 

 

目次

結論

少し長い話になるので最初に結論を述べます。

私は、持ち家は負債だと思っています。

しかし、人生を最期まで幸せに生きるため住宅を購入しました。

そして、合理性や不動産投資的な感覚では味合うことのできない家族の幸福を感じています。

帰る場所があるという安心感。

吹き抜けのある温かいダイニングでの朝食。

ウッドデッキではしゃぐ子どもの姿。

様々なお金では買えません。

『これがプライスレスということか!』と実感しています。

夢のマイホームは節約でもお得でもなく浪費です。

紛れもなく趣味です!

しかし、家族として一生を共にする配偶者や子どもに対しての最適解だと思っています。

家を不動産感覚でしか捉えていない方や賃貸という合理的選択をした方にはつまらない話かもしれません。

周囲が引くほど合理的な側面を持ち合わせている私ですが、

家については心理的価値を優先しつつ、

住宅の質については合理的に選択しました。

順番に解説していきますね。

合わせて間連記事を読むことで専門知識が無くても家族のための正しい住宅選びができるようになると思います。

 

ロジカルに考えれば負債である

まず最初に家は資産だと考えている方へのメッセージです。

話題に取り上げられるたびに、巻き起こる持ち家は資産か負債か論争ですが、私の中では負債であるという結論に至っています。

負債であると考える方たち大多数の意見は、ロバート・キヨサキ氏の著書『金持ち父さん、貧乏父さん』で述べられている

資産=キャッシュを生み出すもの

負債=キャッシュを失うもの

という論理からです。

私も細々とながら資産運用をしているので、キャッシュを生まない住宅を負債だとする意見は納得できます。

いくら家と土地が自分たち所有物になるからとはいえ、35年間の住宅ローンは人生最大の借金と言ってもいいでしょう。

しかも、リストラ、天災、家族構成の変化など、自分の力だけでは避けられないリスクの塊です。

人生で得られる収入の大半をつぎ込み、仕事や場所に縛られて生きるのは過酷です。

それでも、私のような一般庶民の家族形成や将来設計において、住宅の重要性と必要性を強く感じています。

賃貸のメリットとリスク

次は、賃貸のメリット、デメリットについて考えてみます。

賃貸のメリット

持ち家と対となる賃貸のメリットは、皆さんご存知かと思います。

  • 負債を背負わなくて済む
  • 住居に関わる税金がかからない
  • 住む場所の自由度が高い
  • 収入、家族構成に合わせて住居費用を変更できる
  • 火災保険が安い

など、まだまだ他にもあるかと思います。

天災によって建物が倒れてしまっても、多額の負債を抱えてしまうというリスクはありません。

賃貸には何のデメリットもないように感じますが、実は致命的なリスクが存在します。

賃貸のデメリット

賃貸のデメリットは、

夢のマイホームや家族の思い出が得られないという感情的なことではなく、

お隣さんに気を遣いながら生活をしなければならない窮屈さでもありません。

誰しもが直面するリスクである『老い』に住処を失うことです。

私が家を購入したのは、終の住処がどうなるのか怖かったというのも事実です。

住む場所がなくなるなんて大袈裟だなあ!

と思う方は、自分が70歳、80歳になった時のことを考えてみてください。

自由の効かなくなった体で引越しも難しいですし、

不動産屋へ行っても貸してもらえる部屋はなかなか見つかりません。

不動産屋の知り合いに話を聞くと、大家さんは、高齢者よりも若者に部屋を貸したがる傾向にあるそうです

理由は想像がつきますね。

高齢者の支払い能力は世間一般的に低く、死亡するリスクも高いからです。

大家さんも慈善事業で不動産経営をしているわけではありません。

自分の所得のためにアパート、マンション経営をしています。

もし、高齢者が部屋で死亡したら、多額の修繕費用がかかるだけではありません。

訳あり物件となった部屋は、次の借り手が見つかる確率が下がってしまいます。

そして、部屋が空室になっては損します。

だから、好き好んで高齢者に部屋を貸す方は少ないそうです。

結局、賃貸暮らしの方は、年金生活へ突入する前に終の住まいを選び、そこに住み続けることになります。

つまり、持ち家ではなく、賃貸で自由に生き続けることができるのは一部の資産を持つ人間だけ。

それ以外の方は、『住む場所が無くなるかも』という恐ろしいリスクを抱えることになります。

理論上、持ち家は負債です。

しかし、書籍やネットで賃貸派だと公言している方たちのほとんどがは、平均的な会社員よりも収入が高いです。

つまり、

賃貸は得、持ち家は損

というのは老後に経済的、人脈的な不安のない方たちの『ポジショントーク』が含まれていると言えます。

人生100年時代。

働くことのできない期間の方が長いかもしれません。

家族を支えて、子どもを育てていく私たちにとって、老後のリスク管理は最重要課題です。

資産価値0をどう考えるか

もうひとつ大事なことは、

住宅の資産価値についてです。

日本の住宅は、経年によって資産価値が漸減していきます。

ローンを支払い終わる頃には不動産としての価値は無いです。

日本の住宅が買った瞬間から負債と言われるのは資産価値が目減りするのが主な理由。

基本的に建物を売っても高立地なマンション以外は利益を出すことはないですからね。

しかし、それはあくまでも手放すことを前提とした話。

快適に住めれば資産価値0でいい

資産価値ゼロ≠住むことができない

投資商品として家を取り扱うことが前提です。

投資の世界における機関投資家と個人投資家の主な違いは、長期的運用が許されるかどうかです。

機関投資家は、一年ごとに結果を出すことを目標としているので、市場のトレンドに合わせてアセットを売買する必要に迫られています。

一方で、個人投資家は一年ごとの利益など気にしなくてもいいので、株価が大きく値下がりした時も資産を持ち続ける選択が可能です。

なので、プロなら損切りしなければいけない場面も素人なら売らずに持ち続けて将来の利益を得ることができます。

結局、何が言いたいのかというと、私たちは常に住宅の資産価値を増やさなければいけないわけではないし、永続的に住宅を持ち続ける選択が可能だということです。

ローンを払い終えた時点で絶対売らなければならないなら、負債でしかありません。

しかし、ローンを払い終わった後も、快適に住み続けることができるのなら、完済以降は、家賃がかからない分、利益を産み続けるだけです。

老後に家賃を払わなくていいという状況は、間違いなく経済的なゆとりを作ってくれるでしょう。

60〜70年住める家を探そう

ただし、何も考えずに家を買うと60〜70年住める家はなかなか手に入りません。

先程話したように日本の住宅は30年もすれば資産価値が無くなります。

だから、30年後に建て替えをするような低寿命低品質の家が多いのが現実。

関快適な長寿命の住宅を示す4つの指数と探し方についていますので、参考になれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次