こんにちは!
『夫婦立て直し工場』の石谷落果です。
プロフィール
石谷落果
夫婦カウンセラー
『離婚寸前の夫婦危機を経験したこと』が夫婦カウンセラーを志すきっかけ。家族心理学・認知行動療法に精通し、心理的なサポートから経済的フォローまで多角的な夫婦カウンセリングを実施中。
夫婦問題は長引くほど立て直しは難しくなります。ひとりで悩まずに、一緒にしあわせな家族を目指しませんか?
今回は、家族をしあわせにするための住宅選びについて紹介します。
日々を快適に暮らせること。
老後に安心して暮らせること。
ランニングコストがかからないこと。
この記事では以上の3点を重視した工務店、ハウスメーカー選びをしています。
※デザイン性やブランドを重視した住宅選びをされる方には、参考にならない可能性がありますのでご了承ください。
夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います。
必ずあなたの力になります。
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高性能な家はほんのひと握り
こちらの記事で以下の4つの数値を示しました。
①耐震等級 → 『耐震等級3』 ②Ua値 → 0.5W/㎡・K以下 ③Q値 → 1.0W/㎡・K以下 ④C値 → 0.5㎠/㎡以下
4つの数値がクリアできる住宅は、高断熱高気密住宅またはパッシブハウスと呼ばれます。
このような住宅を造ることのできる工務店およびハウスメーカーは限られています。
よって、いきなり展示場に足を運ぶのはNG。
まずは、インターネットで調査です。
オシャレなモデルハウスを見学することで、性能重視で家選びをしている自分の価値観がぶれます。
高断熱高気密住宅に重きを置いている工務店やハウスメーカーは以下のサイトより確認することができます。
そして、下記に示すのは、私が老後まで快適に暮らすという視点で購入を検討できるハウスメーカー一覧です。
- アイフルホーム:断熱性能、気密性能のコストパフォーマンスの高いリクシル傘下のローコストハウスメーカー
- 一条工務店:全館床暖房、屋根一体型太陽光発電など独自性が強い性能重視のミドルコストハウスメーカー
- スウェーデンハウス:北欧系デザインの長寿命住宅をコンセプトにした高級ハウスメーカー
- セルコホーム:高断熱高気密を重視したカナダ輸入住宅のローコストメーカー
以上の工務店、ハウスメーカーの中から数値と住みたい住宅のイメージが湧く、4〜5社を比較検討してみてください。
検討したのは、アイフルホーム、一条工務店、スウェーデンハウス、ウッディ伊藤の4社です。
私の住む地域では優秀な工務店は少なかったようでハウスメーカーの比率が高かったですね。
検討項目はざっくりと言うと、以下のような内容です。
- 4つの数値の確認
- コンセプト
- 住宅設備の充実度
- イニシャルコスト
- ランニングコスト、修繕費用
結果的に、私は一条工務店を選びましたが、どのハウスメーカー、工務店も素晴らしい家づくりを目指していました。
最終的に大切なのは夫婦の価値観や好みの問題です。納得して暮らすのと不満があるのとでは幸福度が大きく違いますからね。
最後に私が住宅業界の現状について感じたこと、一条工務店に決めた理由を述べます。
個人的な感想も多分に含むので、偏見なく住宅選びをしたい方は読み飛ばしていただいた方がいいかもしれません。
住宅業界は三つ巴の戦い!?
私が住宅を購入する際に調査した結果、住宅業界の考え方や価値観が3つに分かれているように感じました。
①圧倒的なブランド力やデザイン性、自由度に優れた大手ハウスメーカー。
②欧米の住宅価値観を取り入れたパッシブハウスを目指すハウスメーカー、工務店。
③独自性の強い高性能な家づくりを目指す一条工務店。
それぞれ同じ住宅業界でもターゲットが異なるように感じました。
大手ハウスメーカー
大手ハウスメーカーのブランド力やデザインは秀逸です。
展示場では誰もが羨ましがるような素敵な家が建てられています。
担当営業や設計の提案も多彩で柔軟です。そのため、高所得の方たちに需要があるようです。
ただし、建物の価格が広告費や人件費の上乗せによって品質に見合っていないため、適正価格ではないと思います。
積水ハウス、住友林業、大和ハウスなど性能も高く、デザイン性にも優れた住宅ばかりですが、上記したハウスメーカーや各団体に加盟している工務店に比べると割高です。
余談ですが、積水ハウスや大和ハウスの株は配当金の分配利回りが高いです。
配当金は企業の利益から支払われ、その利益は住宅を購入した方から得られます。
つまり、利益率の高い家を売っているし、買っているということです。
平均的な所得の家庭では、手を出すべきではないと思います。
浪費としての割り切った住宅や家族、知人に自慢できる家が欲しいという方が、リスク承知で購入するなら別ですが、コストパフォーマンスは低いので避けるのが賢明です。
パッシブハウス
パッシブハウスを目指すハウスメーカー、工務店については適正価格で購入できるなら有りと判断しました。
パッシブハウスとは?
と思った方もいるかと思います。
私も戸建を購入しようとしなければ知りませんでした。
『 パッシブハウス』の定義は上記のパッシブハウスジャパンの動画を見るとわかりやすいです。
要するに、
家の性能を高めて、設備に頼らず、高寿命な省エネ住宅を作る考え方のことです。
ランニングコストのかからない老後に安心して住むことのできる家が私の理想でしたので、正解を見つけ出したような感覚でした。
地場の工務店にとって大量受注大量生産のハウスメーカーと差別化するポイントでもあると思います。
一棟ごとに、設計者が土地の気候、日射量、周囲環境等を丁寧に計算して建てていきますので、『パッシブハウス』の考え方は理想的です。
4つの数値のうち断熱性能と気密性能については、一条工務店すら優に超える工務店も存在します。
優れた地場の工務店が近くにあればおすすめできます。
私の場合は千葉県北西部で暮らしていますので、
スウェーデンハウスの建築材のプレカットを行っているウッディ伊藤。
また、パッシブハウスとは少し異なりますが、C値0.3㎠/㎡以下の超高気密住宅で、立体的なデザインにも優れたHOME建設。
なども候補に上がりました。
一条工務店
『パッシブハウスに惹かれたのになぜ一条工務店で建てたの?』
と疑問に思う方もいるでしょう。
それは、一条工務店独自の技術に私と妻が強く惹かれたからです。
一条工務店は、建物ごとに計算し尽くしたパッシブハウスとは異なり、自社工場で作り上げた設備とテクノロジーにより、比較的安価に高品質な住宅を再現することのできるハウスメーカーです。
比較的と表現したのは、坪単価で考えれば中の上程度の価格帯だからです。
イニシャルコストで比較すると安いとは言えません。
しかし、それを補って余りあるほどの性能とメリットがあります。
最も大きかったのは全館床暖房です。
私は全館空調でもいいかなと思っていたのですが、冷え性の妻のために床暖房のある家を探していました。
『床暖房は絶対に嫌だ!』という方は相性が悪いかもしれません。標準設備なので無くすことはできないようです。
次点は、コストパフォーマンスに優れていたこと。これは『i-smile』という規格住宅のおかけです。
『i-smart』や『i-cube』には劣りますが、Q値0.89W/㎡・Kと他社比較すれば圧倒的な高断熱高気密。
私が契約した時はキャンペーンによって、「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」と格安で太陽光発電と蓄電池が付けられました。
ここまでやって『i-smile』なら坪単価63万円台です。
かっこいい間取りや外装はどうせすぐ飽きる。シンプルでいい。
死ぬまで快適で安心な家を建てよう。
そして可能ならコストを最小限にしよう。
合理的な私の価値観と一条工務店の家への価値観はマッチしていました。
ポイントは8つです。
①50年メンテナンスフリーの全館床暖房 ②規格住宅 i-smileの存在 ③高断熱高気密へのこだわり ④業界トップクラスの耐震性能 ⑤60年メンテナンスフリーの外壁 ⑥低価格の太陽光発電 ⑦おまけで付いてくる高寿命蓄電池 ⑧75年持続するシロアリ対策
一条工務店の回し者か!? と思うくらい宣伝になってしまいますので詳細は別の記事で紹介します。
『i-smile』については一条工務店としては売出し中の商品だそうなので、キャンペーンもしばらく続くと思われます。
高所得者や自由設計も求める方には『i-smart』や『i-cube』を提案し、
上記の商品では価格帯的に手が届かない、もしくは間取りにこだわりのないコストパフォーマンス重視という私のような人には『i-smile』を購入してもらう戦略かと思われます。
価格としては高断熱高気密を売りにしているローコストメーカーよりも安価です。ヤマト住建、桧屋住宅では太刀打ちできないでしょう。
また、棟数限定で紹介されていますが、一条工務店では商品と地域ごとに建てていい棟数が決められています。棟数制限に到達する可能性は低く、結局は誰でも購入できる限定販売です。
パッシブハウスとは異なる道を進む、日本の技術屋特有のガラパゴス住宅ですが、性能は他の追随を許していません。
最後は夫婦の好みで
パッシブハウスは環境にも優しく、欧米のように、日本でも家を資産として認識される日を目標に努力されている地場の工務店も素晴らしいです。
ただし、住宅業界の構図を見ると、パッシブハウスの推進は工務店側の戦略のひとつだと考えられます。一社ごとの規模が小さくブランド力がない分、大手ハウスメーカーより高性能の家を建てなければ生き残ることはできません。
とくに、業界第2位の一条工務店が自社工場によって低価格で高性能な家を高い再現性で建てることができます。
品質にバラつきがないことはモノづくりの基本中の基本ですが、最も難しい課題です。
よって、床暖房、太陽光発電、断熱材など住宅設備を安価に用意できない工務店側は対抗策として一軒一軒を丁寧に作り、一条工務店よりも断熱性気密性に優れたパッシブハウスを選択しているように思えます。
Youtubeで住宅の情報収集をしていると、工務店の設計士の方達が妙に一条工務店の話題を避けていたように感じたのは、価値観の違いから生まれた対抗意識なのかもしれないと勝手に思っています。
私たち夫婦は合理的な考えと最終的な好みで一条工務店を選択しましたが、立場や状況が違えば、パッシブハウスを選択していた可能性はあります。
一生で一度かもしれない買い物です。
最後は一条工務店推しになってしまいましたが、ぜひ、自分たちの価値観に合った選択をしてくださいね。
家族が幸せになれる家づくりが最も大切です。
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