こんにちは!
『夫婦立て直し工場』の石谷落果です。
プロフィール
石谷落果
夫婦カウンセラー
『離婚寸前の夫婦危機を経験したこと』が夫婦カウンセラーを志すきっかけ。家族心理学・認知行動療法に精通し、心理的なサポートから経済的フォローまで多角的な夫婦カウンセリングを実施中。
夫婦問題は長引くほど立て直しは難しくなります。ひとりで悩まずに、一緒にしあわせな家族を目指しませんか?
今回は、『心理的安全性の高い家族』を築くためにおすすめ本を紹介します。
心理的安全性の高い会社にしようという言葉は聞いたことあるけど、家族にも意味があるの?
実は家族こそ心理的安全性が大切なんです。
一緒に確認してみませんか?
夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います。
必ずあなたの力になります。
夫婦立て直しを始めたばかりの方↓
状況別の夫婦立て直し↓
家族の経済的不安を無くしたい方↓
家族の発達課題について学びたい方↓
夫婦・家族の心理的安全性を高めるには?おすすめ本5選
それでは、早速ですが夫婦・家族の心理的安全性を高めるためにおすすめ本を5冊紹介します。
ランキング形式ですが、私の独断と偏見の順位ですので、自分にとって足りない要素だと感じた書籍を読んで実践してもらえると夫婦関係は劇的に改善すると思いますよ。
第1位 心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える
まずは、心理的安全性について学ぶ方に最もおすすめしている書籍『心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える
著者はデータサイエンティストの石井遼介さんです。
日本国内で心理的安全性について紹介している方の中で最も有名な方だと思います。
本書の特徴は心理的安全性とは何か?についてと心理的安全性に必要な4つの因子とは何かという基本的な情報がとてもわかりやすくまとめれているところ。
夫婦関係が険悪でコミュニケーションがうまくいっていないのなら、家族内の心理的安全性が崩れているかもしれません。
配偶者の心の壁を崩すのは、説得ではなく尊重です。
皆が安心して暮らせる家庭を築きたいならせびおすすめの一冊です。
第2位 誰もが幸せに成長できる 心理的安全性の高め方
第2位は身近な人間関係にも心理的安全性を築くための知識を教えてくれる誰もが幸せに成長できる 心理的安全性の高め方
著者がニューヨーク在住の心理学者松村亜里さんです。
この書籍の特徴は、心理的安全性を五弁の花で表現しているところ。
心理的安全性が高い状況とは、他の人の反応に対して怖さや恥ずかしさを感じることなく、自分を包み隠さないで自然体で活動していける状態の度合いを指します。
チーム、グループ、サロン、仲間同士、ちょっとした人間関係に使えるようにまとめた1冊。
家族も小さな人間関係、役に立つ情報はたくさんあるでしょう。
あなた自身を含め、家族全員が自分の強みを生かした人生を送れていますか?
もしも、自然体で活動できていないと感じたらぜひ手に取ってみてくださいね。
第3位 心理的安全性をつくる言葉55
第3位は最高のチームはみんな使っている 心理的安全性をつくる言葉55
心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変えると
どんなに、心理的に安全な家庭を築こうとしても伝わらなければ意味がありません。
表現方法を間違えれば、違う形で家族に認識されてしまうかもしれません。
最高のチームはみんな使っている 心理的安全性をつくる言葉55では、心理的安全性を作る言葉を学ぶことができます。
パートナーと意見が対立し『意味が分からない』ことを言っていると感じた時、あなたならどのような言葉をかけますか?
あれ?なんだかピン来ないぞ!と思ったら本書を手に取ってみてくださいね。
第4位 LISTENー知性豊で想像力がある人になれる
第4位はLISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる
本書は聴く力に特化した内容。
心理的安全性を築くには、家族やパートナーの言葉に心を傾けて聴くことが大切です。
「自分の話をしっかり聞いてもらえた」体験を思い出すことはできますか?
それはいつでどんな気分でしたか?
きっと、心から安心して会話を楽しむことができたのではないでしょうか。夫婦間、親子間でも『自分の話をしっかり聞いてもらえた』という体験を広げたいですね。
第5位 『ザッソウ 結果を出すチームの習慣 ホウレンソウに代わる「雑談+相談」』|著者:倉貫 義人
第5位はギスギスした夫婦、親子のコミュニケーション改善にフォーカスした書籍『ザッソウ 結果を出すチームの習慣 ホウレンソウに代わる「雑談+相談」』です。
夫婦間、親子間のコミュニケーションがうまくいかなくなる理由のひとつに、会話が業務連絡だけになってしまうという問題が挙げられます。
恋人時代や新婚期にはくだらないことで盛り上がったり、共通の趣味を楽しんだりする時間を作れていましたよね。
ところが、夫婦関係が長くなるにつれて、子どもが生まれて子育てが始まっていくにつれて、会話に余白がなくなってしまうことがあります。
すると、様々な業務が効率的にはなりますが、関係性はビジネスライクで事務的になってしまいます。
家族間の事務的な対応は冷たい印象を与え、パートナーの本当に考えていることが見えなくなってしまいます。
そこで、大切になるのが雑談です。とくに、自分を開示するコミュニケーションが夫婦の絆を強くします。
『最近の会話って業務連絡ばかりだなあ』と感じたらぜひ雑談のメリットを学んでみてくださいね。ビジネスよりの書籍ですが、円滑な家族のコミュニケーションにも必ず役に立ちますよ。
心理的安全性の高い家族の特徴って?
ここまで、心理的安全性を学ぶために有益な書籍を紹介してきました。
私は夫婦カウンセラーとして、数多くの夫婦に関わっています。
その中で心理的安全性の高い家族はある特徴を持っていることに気づきました。
ある特徴とは、『パートナーになら何でも話せる。何を言っても頭ごなしに否定されない』と安心感を感じていること。
心理的安全性と『相互的な心の安全基地』には共通点が多くあります。
パートナーにとって自分が安心できる人間になれているでしょうか?
夫婦間のコミュニケーションに悩んでいる方には、心理的安全性を学ぶと同時に愛着スタイルと心の安全基地についてもぜひ知ってもらいたいと考えています。
なぜなら、心理的安全性の知識やテクニックはすべてのパートナーに同じように適用できるとは限らないからです。
人は、愛着スタイルという人間関係やコミュニケーションの癖を持っています。
愛着スタイルは人によってそれぞれ異なり、その人が安心できるコミュニケーションや環境は違うのです。
パートナーや配偶者が心理的安全性を感じるのに、どんな接し方、聴き方、話し方が良いのかを知り、『あなたになら何でも話せる。安心できるなあ』と思えるようになりたいですね。
愛着スタイルと心の安全基地を学ぶなら↓の書籍がおすすめ!
精神科医の岡田尊司先生監修のマンガ形式書籍です。夫婦間での愛着スタイルに違いによるすれ違いが、わかりやすく紹介されています。
パートナーがどんなコミュニケーションを求めているかを知っておくと、心理的安全性の高い家族を築くのに役に立ちます。
技術や知識を身に付けるよりも自分やパートナーがどのような人間なのかを理解していくことが心理的安全性の高い家族を目指す一助になりますよ。
最後に
心理的安全性と聞くと、なんだか難しい取り組みだなあと感じますよね。
しかし、大事なポイントはひとつ。
家族全体を尊重し合った関係を築くということ。
家族のうち誰かが、支配的であったり、犠牲になったりしていたら心理的安全性はなかなか上手に育ちません。
ビジネスで重要視され始めた心理的安全性は、家族間の円滑なコミュニケーションのためにも重要です。
とくに、配偶者が異なるこだわりや価値観を持っていることをつい忘れてしまい、感情のぶつかり合いになってしまいますよね。
そんなときは心理的安全性の要素を思い出し、家族をしなやかに舵取りしていきましょうね。
夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います。
必ずあなたの力になります。
これからも一緒にしあわせな家族を目指しましょうね!
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