こんにちは!
『夫婦立て直し工場』の石谷落果です。
プロフィール
石谷落果
夫婦カウンセラー
『離婚寸前の夫婦危機を経験したこと』が夫婦カウンセラーを志すきっかけ。家族心理学・認知行動療法に精通し、心理的なサポートから経済的フォローまで多角的な夫婦カウンセリングを実施中。
夫婦問題は長引くほど立て直しは難しくなります。ひとりで悩まずに、一緒にしあわせな家族を目指しませんか?
子どもが産まれたから親になる。
愛情いっぱいに育児する。
実は、自然にできるようになることではありません。
子どもが安心できる環境を作るために、
私たちはどんな課題を乗り越えればいいのか。
子育ては自分や夫婦関係を成長させるチャンスです。
自分たちらしく取り組みたいですね。
一緒に学んでみましょう!
夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います。
必ずあなたの力になります。
夫婦立て直しを始めたばかりの方↓
状況別の夫婦立て直し↓
家族の経済的不安を無くしたい方↓
家族の発達課題について学びたい方↓
子どもが安心できる環境の構築に向けて
心理的・経済的自立と自分たちらしい夫婦関係の構築を乗り越えるだけでも大変ですよね。
さらに、子どもがいる夫婦の場合は子どもが安心できる環境を作っていく必要性も出てきます。
生物学的に『親になる』ことは特別なことではありません。
しかし、『親をする』ということは、目まぐるしい夫婦関係の変化やストレスに対応していくことが大切。
現代社会では、
- 核家族化
- 少子化
- 親族関係・地域関係の希薄化
などの変化による育児に対する父母への社会的負担が大きくなっています。
幼児を育てる段階の発達課題を一緒に乗り越えていくために、
まずは抱えている問題をチェックしていきましょう。
育児から受けるストレスを知る
子どもが誕生すると他に代えることのできない幸福感を感じますが、
さまざまなストレスも同時にやってきますよね。
人間の子どもは未熟な状態で生まれてくるために、
自立するまでに長期的な子育てが必要になってきます。
物理的な拘束から経済的な負担まで、
大半の親は、しあわせを感じながらもストレスを抱えて育児に立ち向かわなければなりません。
ストレスの要因を大きく分けると↓の4つです。
- 心理的ストレス
- 身体的ストレス
- 人間関係のストレス
- 経済的ストレス
心理的ストレス
子育てにおける心理的ストレスは、
正解がないこととコントロールできない状況から受けてしまいます。
育児は常に試行錯誤の連続ですよね。
子どもが何を求めているのか、親とはいえ的確に判断することは難しい。
状態も急変するため、不安を感じやすくなります。
また、子どもをコントロールできないため、
子どもに対して否定的な感情を募らせてしまいます。
身体的ストレス
身体的ストレスは、とくに妊娠・出産を経験する女性に大きいです。
- ホルモンバランスの変化
- つわりや腰痛
- 出産時の母体への負担
- 不眠不休の育児
というように、とくに母親は身を削って子どもを産み育てていきます。
夫は同じような身体的変化は経験しませんが、
仕事で疲れて帰宅しても夜中に泣き声で睡眠が分断されますし、
育児や家事の負担がのしかかります。
身体的な疲労は、抑うつを引き起こす大きな原因になります。
人間関係のストレス
人間関係でも悩みの種は増えてしまいます。
義理の親とのコミュニケーションや子どもの親同士の関わりは、
友好な関係であれば、子育ての力になります。
しかし、関係がうまくいっていなくても、
付き合いを続けなければならなくなるのが悩みどころ。
また、子どもへの社会的受容は年々希薄になっています。
公共の場で、子どもが泣くだけで嫌な顔や冷たい視線を向けら人たちは少なくありません。
親が子どもを叱っているだけで虐待だと通報される事例も。
周囲を気にしながら子育てをしなければならないのは、
ただでさえ感じるストレスを増長させてしまいます。
経済的ストレス
心身へ負担だけだはなく、経済的なストレス・不安は強くなります。
子どもを育てていくには、ある程度の経済的基盤が必要です。
経済的な不安から子どもを産むことを諦めたり、2人目を断念する夫婦もいます。
重篤な虐待の問題を抱えている家族では、
根底には貧困の問題があることも指摘されています。
子どもが安心できる環境を構築するには、
経済的安定感も重要となります。
ストレスとどう向き合う?
では、私たちはどのようにしてストレスと向き合っていけばよいのでしょうか?
子育てへのストレスとは、↓の2つの方法で向き合っていくことをおすすめします。
- ほどよい親になる
- マインドフルに接する
ほどよい親になる
ほどよい親って曖昧な表現だなあ。
と思われたかもしれません。
ほどよい親とは平均的な親がごく普通に子どもと接すること。
精神分析家のドナルド・ウィニコット氏は、決して完璧な母親(親)である必要はないと強調しています。
とくに日本人は完璧な親にならなければならないと思い込んでいます。
しかし、完璧になることはそもそも不可能であること。
時には子どもの欲求に応えられなかったり、子どもに対して否定的な感情を持ったりしても、
全体的に見たら子どもを愛していれば信頼は得られます。
子育ては長期戦。
2歳児ごろにはイヤイヤ期と呼ばれる第一反抗期を迎えます。
イヤイヤ期に完璧な親を目指そうとすれば、
心理的ストレス・身体的ストレスによって心が折れてしまいます。
子育てを諦めてしまったり、必要以上に攻撃的になったりしないように『ほどよい親』を目指してみてくださいね。
マインドフルに接する
ほどよい親になろうとしても、
子どもが言うことを聞かなければ腹が立つし、愛情を無碍にされたら悲しくなりますよね。
それでも、愛情を持って接し続けるためには、
マインドフルに子どもと接することが大切です。
マインドフルとは、今この瞬間に集中している状態。
感情や状況を一歩引いた視野で見れるようになるため、
ストレスや問題に振り回されることが少なくなります。
↓の5つのことについて意識して、子育てに向き合ってみてくださいね。
- 注意を向けて傾聴する
- 自分と子どもを価値判断せずに需要する
- 自分と子どもの感情への気づき
- 感情と距離を置いてセルフコントロールする
- 自分と子どもへの共感
夫婦関係の変化を知る
子どもが生まれることによって夫婦は、
愛情を込めて協力しながら子育てをしていくというようなポジティブな印象を与えがちです。
しかしながら、子どもが生まれることは、
夫婦にとっていいことばかりではありません。
結婚満足度は子育て期に低下する
アメリカで行われた『250家族に対する第一子妊娠から7年間にわたる追跡調査』の結果、
約半数の夫婦が子どもの誕生によって結婚生活の質が悪化したと考えていることがわかりました。
日本でもライフステージごとの結婚満足度を調べた結果、
結婚当初から子育て期、中年前期、中年後期、老年期へと結婚期間が長くなるにつれて結婚満足度は低下します。
夫よりも妻のほうが結婚満足度は一貫して低い傾向があり、
とりわけ、子育て期の間に大きく低下して横ばいのまま。
一方、夫の結婚満足度は時間の経過ととともに徐々に低下しますが、
子育て期の妻のような大きな変化は見られません。
子育ての不安や負担が大きいことが、
結婚満足度に影響を与えていると考えられますね。
子育てと家事と仕事のバランスの変化
子どもが生まれることによって、
家事と仕事以外にも子育てという家族の中の役割が増えます。
日本の伝統的な家族の形であれば、
主に夫が仕事をして妻が家事育児をします。
そのため、表面上は問題は起こりにくいですが、
妻の負担は子どもが生まれる以前よりもずっと大きくなります。
近年、増え続けている共働き夫婦の場合は、
子育てもどちらが何をやるのかバランスを取り直さなければなりません。
例えば、
子どもが風邪をひいたとき、どちらが会社を休むのか。
共働き夫婦の大きな課題のひとつですね。
さらに、源家族・地域社会からの思い込み・生物学的な性別の役割などの理由によって、
夫は子どもが生まれると仕事をより一層頑張るようになり、
妻は家庭生活に一層力を入れるようになる傾向にあります。
そのため、夫は妻が子どもに夢中で相手にしてくれなくなったと不満を感じます。
一方で、妻は夫が仕事ばかりで自分や子どものことを疎かにしていると感じます。
夫婦関係を良好に維持するには、
子どもが生まれると役割が自然と変化していくことを踏まえて認識する必要がありそうですね。
子育て方針の違い
子育てをしている最中に夫婦で子育ての方針が違うことは、
珍しいことではありません。
育ってきた環境がそれぞれ違うので、
子育てに関する認識を異なります。
ちょっとしたことで、『どちらが正しいのか』をめぐって衝突してしまうこともあるでしょう。
ポイントは、『どちらも正しい』し、『どちらも間違っている』という可能性があること。
夫婦の価値観が人それぞれ異なっているように、
子育ての価値観も自分自身の子ども時代の体験や源家族の価値観に強く影響されます。
子どもが多様な価値観を持ち、困ったときの逃げ場となれるように、
夫婦間で価値観が違うことも大事。
夫婦間でそうした背景もふまえてお互いに子育て観を共有しておくことが必要です。
父親が子育てに関わる
世界的に見て、日本の父親は子どもと接する時間が少なく、
家事も子育ても母親任せの傾向が強いです。
近年では『イクメン』という言葉があるべき父親の姿として頻繁に用いられるようになりました。
父親が積極的に育児へ関わることの重要性が高まっていることを示しています。
どのように関わっていけばいいのかを一緒に考えてみましょう。
母親へのサポート
まず第一に父親の役割として大切なのは、
産後の母親へのサポートと育児への不安を和らげることです。
産後クライシス対策として後述しますが、
産後の母親の体は交通事故にあった直後のような状態。
とくに難産であった場合は、
日常生活に戻るまでに数カ月以上かかる可能性もあります。
そのため、父親は身体的なサポートに努める必要です。
また、父親は出産とおっぱいをあげること以外は母親と同じことができます。
父親が家事育児を行い身辺的に自立することで、
母親の育児に関する肯定的感情は高まります。
結婚満足度の大きな減少を防げるかもしれません。
また、核家族化や地域社会の希薄化が進んだ現代では、
母親は孤立しがちになってしまいます。
父親とのコミュニケーションを通して、毎日の子育て体験を共有したり、
愚痴をこぼしてストレス発散することも重要です。
子育て方針をめぐる源家族との葛藤を調整するのも父親の仕事の一つと言えますね。
子どもの発達への良い影響
父親が積極的に子育てに参加することは子どもの発達にとってもポジティブな影響があります。
例えば、夜泣きが減ったり、
言語能力が発達しやすくなったりすることが、
さまざまな研究からわかってきています。
さらに、思春期青年期の非行が減少する傾向にあります。
父親が子育てに参加することが子どもの発達にポジティブな影響を与えるのは、
積極的な子育てが愛着形成へと繋がるからです。
困ったときに助けてくれると思える親が2人いる。
異なる価値観を持った信頼できる人が複数いる。
子どもの経済的・心理的自立にとってこれほど心強い存在はないはずですよ。
父親自身の変化
さらに、発達心理学においては、子育てを通した親の人格発達にも関心が高まっています。
親が感じた『親としての発達』には、
↓のような6つの領域があります。
- 小さなことにこだわらない柔軟さと度胸・タフさ
- 自分の欲求や立場を抑制し他者と協調する態度
- 広い多角的な視野
- 運命や信仰などの重視や謙虚さ
- 生きがいと存在感
- 自分の考えや立場の明確さ
子育てに関わった親は、全ての領域に関して以前よりも成長したと感じています。
子育てに関する人格発達は、
母親に比べて父親の方が劣っていますが、
おそらく子育てに関わる時間や密度の裏返しです。
より積極的に子育てへ関わることで人格面での発達が期待できます。
ほどよい父親
そして、何よりも大事なのは、
完璧な父親像を求めないこと。
完璧主義は親からの影響とも言われています。
完璧な母親ではなく、ほどよい母親を目指したほうがいいように、
『ほどよい父親』で大丈夫なんです。
気分で態度を変えずに、困ったときには素早く助ける。
そして、一緒に体を動かして遊ぶ。
まずは、そこからスタートしてみましょう!
産後クライシス対策
最後に『産後クライシス』についてお伝えします。
産後クライシスとは、
子どもの生まれてから数年以内に夫婦関係が悪化してしまうこと。
場合によっては、離婚に至ることもあります。
離婚に至る理由は様々ですが、
根本的な問題には父親と母親の間の育児や夫婦生活の変化や価値観にギャップが生まれるためです。
ギャップによって、配偶者が協力的ではない、愛情がなくなったと感じてしまいます。
ギャップが起こる原因は、妻側の環境変化が夫側に比べて大きいためです。
産前産後の女性に起きる環境の変化は↓の4種類。
- 精神的変化
- 身体的変化
- 時間的変化
- 社会的変化
順番に確認していきましょう。
精神的変化
女性は妊娠出産を通して自然に母親になっていくと思われがちですが、
実際はそんなことはありません。
かわいい我が子の命を預かっているために、なんとか無事に子育てしていこうとかなり強いプレッシャーを感じています。
また、ホルモンバランスの変化によって、
強制的に母親モードになります。
身体はボロボロの状態ですが、母親としての機能を全うしようとします。
妊娠出産を機に配偶者への態度が大きく変わるのも、
ホルモンバランスの影響が関わっているとされています。
そして、とくに初めての育児である場合は、
まったく初めての重大な仕事に取り掛かっている状態。
社会で言えば、新入社員がいきなり会社の命運をかけたプロジェクトのリーダーになったようなもの。
それでも会社が潰れても命まで落とすわけではないので、育児へのプレッシャーはとてつもないレベルであると想像できるかと思います。
身体的変化
さらに、出産が病気ではないため軽視されがちですが、
産後の体はひどいダメージを受けています。
体のダメージの度合いで言えば、交通事故に合った直後に24時間体制で働かされている状態です。
会陰切開をした傷の痛み。
産後の出血。
後陣痛と呼ばれる子宮収縮の痛み。
胎盤が剥がれ落ちた際にできた子宮内壁の傷。
産褥期という言葉があるように、
生まれてすぐは母乳をあげているとき以外は何もしてはいけないのが母親なのです。
しかし、核家族化や社会とのつながりが希薄化した今の時代では、頼れる人は限られてしまいます。
そのため、産前産後に身体的には無傷な父親の役割がより大切になってきているのです。
時間的変化
子どもが生まれると育児に追われて自分の時間が0に近くなります。
とくに、乳児期は『泣いている』か『飲んでいる』か『寝ているか』というように親の手から離れることはありません。
これまでの生活リズムからは一変した赤ちゃんのリズムに合わせて生活していくことになります。
昼も夜も関係なく断続的な授乳。
段取りをしないとトイレにもいけない。
自分の時間がないだけではなく、時間をどう使うのかを自分でコントロールできなくなってしまうのです。
仕事でも自分のやりたいことができずに他人の仕事に振り回されてばかりいたらつらいですよね。
ひとりで子育てしていると他人に支配される日々が24時間続いている状態。
精神的・身体的ダメージだけでは収まらないないのです。
社会的変化
最後は社会的な変化についてです。
子どもが生まれると人生の主役は赤ちゃんへと代わり、
母親は子どもの脇役へと変化してしまいます。
妊娠中は病院でも自分の名前が呼ばれて、心身のケアを受けていましたが、
産後は『○○ちゃんのママ』と呼ばれるようになります。
夫婦でもママ・パパ呼びへと変化しているかもしれません。
産前産後でこれまでの仕事のキャリアも変更を余儀なくされることも。
若い独身時代に培ったアイデンティティや経済的自立を同時に失うことになってしまいます。
また、育児に専念する期間は社会とのつながりがより希薄になります。
以前なら、友人や職場の同僚に話や相談できていたことも時間的・身体的拘束により難しくなります。
気づいたら相談相手は夫だけという状況もしばしばあることです。
父親ができること
さて、子供産まれた後の負担や環境変化を考えると、
父親はできることを考えて実行していくことが『産後クライシス』を防ぐことが大切で、
『子どもが安心できる環境の構築』に必要なことだとわかります。
女性の結婚満足度が結婚後数年以内に急激な減少するのは、
環境変化の不平等さからくる不満・不安・葛藤からの影響と言えます。
夫婦問題は夫婦それぞれあるため、
細かい対策は各々が夫婦間で相談して決めていくこと。
これからお伝えするのは一般的に考えられるやるべきことと認識してもらえたらと思います。
産褥期に育休を取る
まずは、産褥期に育休をとることが大切です。
身体的変化でもお伝えしたように、
産後の女性の体は交通事故に遭ったような状態です。
本来は安静にして傷を癒さなければなりません。
しかし、ワンオペ育児では心身共に休めることは困難です。
そこで、男性が育休を取得することで産後のダメージを回復する期間をつくってあげてください。
また、ホルモンバランスの変化から産後うつのような状態になるリスクもあります。
近くで配偶者の様子を見て精神状態のチェックも行っていきましょう。
ホルモンバランスの変化を受け止める
ホルモンバランスの変化を受け止めることも大切です。
産後クライシスを引き起こす原因のひとつに、産後の夫に対する愛情の希薄化が挙げられます。
本能的に母親は子どもを守るために、周囲の人間に警戒感を示すようになります。
父親に対しても同様で、ネガティブな感情を抱きやすくなることも。
妻自身は母親への変化をコントロールすることができません。
父親が子育ての邪魔であると感じたら、愛情は薄れてしまいます。
夫立場からすれば、突然冷たくなって寂しさや怒りを感じるようになります。
しかし、夫が子育てへ関心を向けて取り組めば、外敵から唯一の味方へと変わります。
本記事で紹介していることを含めて、自ら学んで愚直に妻のフォローをしましょう。
妻の時間を作る
とにかく、30分だけでもいいので妻の自由な時間を作ってあげましょう。
ポイントは『ママとして』ではなく、『ひとりの女性として』の時間です。
友人と出かける。
趣味を楽しんでもらう。
というような母親の役割から解放した時間を過ごさせてあげることが大切。
夜中にコンビニへ行く。
散歩する。
といった小さな時間からでかまいません。
産後すぐの母親は子どもに人生をコントロールされています。
自分主導の自由な時間をぜひ捻出してあげてくださいね。
夫婦のアイデンティティの見直し
アイデンティティの見直しも大切なやるべきことのひとつ。
子どもが生まれることで、
今まで歩んできた人生の方向性が大きく変わってしまいます。
仕事を辞めることになったり、
キャリアを断念したり、
子どもという主人公の脇役を演じたり、
自分がこれまでに培ったアイデンティティを喪失してしまう傾向があります。
そこで、夫婦ともにこれからの自分の人生や価値観を見つめ直すことが
再度自立していくことが必要。
『親になる』ことは自分自身の発達にもつながります。
子どものためだけではなく、自分の自己実現のためにも子育てに取り組む環境を作れるとよいかもしれませんね。
参考書籍
本記事を作成するにあたって参考にした『家族心理学』に関する書籍です。夫婦関係の問題や葛藤が実は夫婦間だけの出来事が原因ではないことがわかる一冊になっています。
産後クライシスを防ぐための処方箋が書かれた書籍です。子どもが生まれる前にぜひ読んでいただきたい一冊です。
最後に
子育ては夫婦ともにさらに自分を成長させるためのチャンスです。
母親は自ら子どもを産むため、成長しやすい環境にあります。
その反面、育児に人生を左右される傾向にあります。
一方で父親は、育児へ関わることの重要性や母親の負担について気づかなければ、本当の意味で育児に関わらなくても暮らしていけます。
すると、価値観や家族の方針にギャップが生じてしまい、
離婚の引き金となる可能性があるのです。
長期的に良好な夫婦関係を築けるかの正念場です。真摯に取り組むことをおすすめします。
夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います。
必ずあなたの力になります。
これからも一緒にしあわせな家族を目指しましょうね!
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