【夫婦関係を消耗させる5つの行動】離婚や別居を避けたいなら押さえておきたい対策です。

こんにちは!

 

『夫婦立て直し工場』石谷落果です。

 

プロフィール

石谷落果

夫婦カウンセラー

『離婚寸前の夫婦危機を経験したこと』が夫婦カウンセラーを志すきっかけ。家族心理学・認知行動療法に精通し、心理的なサポートから経済的フォローまで多角的な夫婦カウンセリングを実施中。

夫婦問題は長引くほど立て直しは難しくなります。ひとりで悩まずに、一緒にしあわせな家族を目指しませんか?

 

今回は、夫婦関係を消耗させてしまう5つの行動について紹介します。

 

一度、消耗させる行動を取り始めると

お互いに連鎖して負のスパイラルを作ってしまいます。

負のスパイラルに陥ると立て直すのは至難の業。

 

消耗させる行動は極力避けるべきです。

 

言い換えれば、今回紹介する反対の行動を取ることで、夫婦関係は深まるということです。

 

提案も一緒に紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

 

石谷落果

夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います
 
必ずあなたの力になります

 

夫婦立て直しを始めたばかりの方↓

 

状況別の夫婦立て直し↓

 

家族の経済的不安を無くしたい方↓

 

家族の発達課題について学びたい方↓

 

目次

夫婦関係が消耗する5つの行動

私たちが抱えている夫婦問題の根底には、どのような原因があると思いますか?

 

性格不一致。

孤独。

浮気や不倫。

仕事や育児のプレッシャー。

慢性的ストレス。

 

様々な原因が浮かんでくるかと思います。

 

根底にある原因によって、思考が変化し、

伴って行動にも影響を与えます。

 

思考と行動を分離するのは、夫婦立て直しには重要なこと。

 

家族間では、予想外のトラブルや問題が続発します。

 

そして、自分ではコントロールできない内容の方が多いですよね。

 

トラブルの度に振り回されていては家族のコミュニケーションは安定しません。

 

よって、してはいけない行動をわかっていることで、

トラブルや思考によって崩れそうになった行動を省みるひとつのきっかけになると思います。

 

夫婦の親密さや活力を奪っている根底には5つの行動があると言われています。

 

今回の参考書籍は、ラス・ハリス氏著『相手は変えられない、ならば自分が変わればいい』です。

まずは自分を変える。

夫婦立て直しにとても重要な考え方ですよね。

 

具体的に夫婦関係が消耗する行動は、

夫婦関係が消耗する5つの行動
  • 接続が切れる
  • 反応的になる
  • 回避する
  • 心に囚われる
  • 価値を無視する

の5つです。

 

これから、一体どんな行動を取ってはいけないのか紹介し、

夫婦関係を良好に保つためにするべきことをお伝えします。

ぜひ、夫婦立て直しのご参考にしてください。

 

接続が切れる

あなたは特別に誰かと繋がった経験はありますか?

恥ずかしながら、私も配偶者と少しずつそのようなつながりを感じ始めています。

結婚する前と夫婦立て直しを始めた後では、他の人間とはない特別なつながりになってきた感覚があります。

 

一方で、↓のような行動を配偶者が取っていたらどう思いますか?

あなたとの交わりを避ける。

冷淡で閉鎖的になる。

自分の思考に取り憑かれる。

あなたへの興味を失う。

あなたに退屈する、腹を立てたり、気もそぞろな態度を取る。

邪魔者、不快な闖入者扱いする。

 

おそらく、誰もがいい気分はしないでしょう。

 

そして、接続が切れると大抵の人は、接続を切った相手に対して、仕返しをします。

配偶者に冷淡な態度を取られれば、同じような反応を見せます。

 

提案

夫婦関係を良好に保つためには、

自分は配偶者との接続を切らないこと。

配偶者が接続を切ったと感じても仕返ししてはいけません。

夫婦関係がより悪化するパターンは

接続を切っている配偶者に対して、

自分への興味を向けるように連絡を取ったり、

感情的な行動を取りアピールすること。

つらい気持ちや寂しい気持ちはわかります。

少しでも良好な関係へ戻れるように、

瞑想アサーションに取り組み、

自立と自律に目を向けましょう。

 

一方、悪意があって接続を切っているわけではないケースもあります。

愛着スタイルが回避型またはおそれ・回避型の方は、

ストレスや不安を感じたり、

配偶者に責められたりすると、

距離を取る、塞ぎ込むといった人間関係の癖が出てしまいます。

私も配偶者を傷つけるつもりが無くても、接続を切ってしまうことがあります。

配偶者との愛着スタイルの違いを知ることもとても大切です。

配偶者への理解を広げるためにも、

配偶者へ好奇心を持ち、心を開いて接することを心がけましょう。

私もまだまだできていない難しいことなのですが、

長期的な視野で、マインドフルに配偶者との関係を育ててくださいね。

 

反応的になる

配偶者がわざとでなく、不幸な事故で

あなたが大切にしていた食器や家具を壊してしまった時、

子ども怪我させてしまった時、

または、

配偶者が思い通りの行動を取らなくて、苛立った時、

きつい言葉を放ったり、怒りの表情を配偶者へ向けたことはありませんか?

それは、状況に対して、無意識に反応してしまったということ。

 

ひとは、反応モードに入ると、

思考と感情の操り人形になってしまいます。

自分を見失って、自分が一体どんな行動を取ったのか自覚もなくなります。

無意識に反応すれば、遺伝子家庭環境の課題が配偶者へ牙を剥きます。

提案

感情の昂りを俯瞰しましょう。

 

慈悲の瞑想ストレスコントロールに取り組むことで、

今、自分が感情的になっていると自覚できるようになります。

慈悲の瞑想とは最も効果的な瞑想法のひとつ。

知っておいて損はありません。

 

また、アサーションに取り組むことで、感情的に配偶者へ反応することを防げるようになります。

アサーションとはお互いを尊重し合ったコミュニケーションのこと。

良好な夫婦関係を維持するには必ず必要な技術です。

↓の関連記事をチェックしてみてくださいね。

 

伝えたい気持ち、言いたいことがある気持ちを自分と相手を傷つけずに伝えられるようになりたいですね。

 

回避する

人間は不快な感情を嫌い、逃れようと必死になります。

お菓子、ジャンクフード、アルコール、タバコ、悲惨な場合には薬物など、に何かを取り入れたり、依存することで短期的な快楽を得ようとします。

悪い気分を忘れるために、テレビ、インターネット、SNS、無駄な飲み会などに没頭します。

不快な感情から逃れることは、とても自然な行動ですが、夫婦立て直しには、大きな問題を生みます。

配偶者との間に生じた不快な感情を外へ発散させても、意味がないのです。

忘れるため、拒絶するための適切ではない回避行動は、夫婦関係を良い方向に導きません。

 

提案

回避せずに向き合うことです。

接続を切ってしまう場合と似ていて、

回避行動には、その人の愛着スタイルが関係しています。

不安型傾向の高い方は、

不安を感じやすく紛らわすために、何かに依存する。

回避型傾向の高い方は、

元々、他者と深い関係を作るのが苦手だから、距離を置く。

回避を防ぐためには、自分の人間関係の癖をよく知ることが重要です。

知らなければ、無意識に行動します。

知っていれば、俯瞰することができます。

 

心に囚われる

心は、他人に対する批判力が旺盛です。

間違いを馬鹿にし、否定することが大好きです。

そして、批判された心は馬鹿にされ、否定されたことをよく記憶してしまいます。

記憶どころか、繰り返し頭の中で再現するたびに悪い方へと改竄していきます。

夫婦問題の根深さは、

過去の変えられない失敗や誤りを延々と批判し続けられる環境が整っていることにもあります。

 

提案

心の扱い方を知ることです。

ネガティブな思考や感情をコントロールすることはできません。

怒ってはいけない。

不安に思ってはいけない。

寂しいと思ってはいけない。

だからポジティブに考えなければならない。

↑のように思考をコントロールするのは困難です。

しかし、行動は思考から一歩引いて接することが可能です。

つい感情的な口論してしまう方、

ひどいときには手を出してしまうような方は、

感情との付き合い方を学ぶことが大切です。

価値を無視する

価値とは、自分の人生において何を大切にするのか決めるもの。

 

もし、理想的な夫婦関係、配偶者を表現するとしたらどのような言葉で表しますか?

愛情に溢れる・優しい・気遣いのある・寛大な・思いやりのある・協力的な・楽しむことの好きな・おおらかな・官能的な・などポジティブな面に価値を置きますよね。

 

反対に、決して出てこないのは攻撃的な・敵意のある・不機嫌な・小言の多い・気まぐれな・理屈っぽい・そこ意地の悪い・信用ならない・他者をコントロールしようとする・うそつき・脅迫的な・冷たい・懲罰的な・よそよそしい・などです。

 

しかし、現実はどうでしょうか?

 

夫婦関係がうまくいかなくなるとどうしても後者のネガティブな行動をとってしまいます。

 

理想のパートナーから一瞬でかけ離れた存在に成り果てます。

 

提案

自分の価値観をはっきりと整理することです。

そして、価値観がブレないように自律すること。

自分はどのような価値観を重視して生きていくのか、価値観リストを作成してみてください。

 

とにかく大事なのは、

配偶者にして欲しいと思うことをして、

配偶者にされて嫌なことはしない。

ということですね。

自分にとって大切な価値観が整理されれば、行動は少しずつ変化するはずです。

最後に

夫婦立て直しでは、

まずは、自分が変わることが大切。

 

消耗する夫婦関係は、どちらかが根本的な問題に気づくことで少しずつ解消されていきます。

夫婦関係が深刻であるほど、時間はかかります。

しかし、立て直しを始めれば、

今よりも悪くなることはありません。

 

あなたが気づいてあげて、幸せな未来を選択できるように変えていきましょう。

石谷落果

夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います
 
必ずあなたの力になります

 

一緒にしあわせな家族を目指しましょうね!

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