【夫婦関係が改善する書籍】夫婦立て直しへ本気で取り組む方に読んで欲しい10冊を紹介!

こんにちは!

夫婦立て直し工場の石谷落果です。

 

プロフィール

石谷落果

夫婦カウンセラー

『離婚寸前の夫婦危機を経験したこと』が夫婦カウンセラーを志すきっかけ。家族心理学・認知行動療法に精通し、心理的なサポートから経済的フォローまで多角的な夫婦カウンセリングを実施中。

夫婦問題は長引くほど立て直しは難しくなります。ひとりで悩まずに、一緒にしあわせな家族を目指しませんか?

 

家族のために頑張っているのに、パートナーを大切に思いたいのに、なぜか夫婦関係がうまくいかなくなってしまうという経験はありませんか?お互いに仕事や家事育児に一所懸命やっているのに、夫婦のコミュニケーションはぎこちないなんてことは悲しいけれどよくある話。ではなぜ良好な関係を築きたいのに夫婦関係が悪くなってしまうのでしょうか?

 

実は、夫婦関係がうまくいかなくなってしまう最も大きな原因は、圧倒的に情報や知識が足りないことにあります。私たちは学校の授業で国語や数学は何千時間と学んできていますが、夫婦間のコミュニケーションについてはまったく学ばないまま大人になって結婚しています。仕事やスポーツでも何も知らない人がいきなりぶっつけ本番で舞台に立ったら、ほとんどの場合で失敗してしまいますよね?結婚も同じで、夫婦について何も知らない素人が人生最初で最後の重要な選択をしているのです。

 

だからこそ、本を手に取って少し学ぶだけでも夫婦関係の大きな変化につながります。私のお仕事が無くなってしまうのは残念ですが、正直、カウンセリングを受けるよりも効果があるかもしれませんよ。夫婦問題に悩みこの記事にたどり着いたなら、騙されたと思って気になる書籍を手に取ってみてくださいね!

 

石谷落果

夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います
 
必ずあなたの力になります

 

夫婦立て直しを始めたばかりの方↓

 

状況別の夫婦立て直し↓

 

家族の経済的不安を無くしたい方↓

 

家族の発達課題について学びたい方↓

 

目次

夫婦関係改善におすすめ本TOP10

第1位 夫婦・カップルのためのアサーション (野末武義)

夫婦立て直しを本気で考えている方へ最初に紹介したいのは、野末武義さんの『夫婦・カップルのためのアサーション』です。アサーションという言葉を初めて聞いたという方もいらっしゃるかと思います。

 

アサーションとはお互いを尊重し合ったコミュニケーションのことです。適切に自己主張をするための技術。

 

夫婦問題を引き起こす要因の多くはコミュニケーション不全によるもの。配偶者を責めすぎてしまったり、自分を押し殺してしまったり、適切に自己表現することは想像以上に難しいことです。

 

『夫婦・カップルのためのアサーション』には、お互いを大切にした自己表現ができるようになる知識や方法が紹介されています。アサーションという言葉を今まで知らなかった!という方は、まずはそういう自己表現方法があるんだなと知ってもらえたら嬉しいです。カウンセリングを受けている方の中には自分を大切にすることを忘れてしまって方はとても多いです。反対に、気づかないうちにパートナーを尊重することができなくなっている方もいます。

 

アサーションを知ることで、なんだかうまくいかない根本的な理由が『コミュニケーションに悩んでいた』からなんだと気づき、劇的に夫婦が関係を改善するきっかけになりますよ。

 

 

【クライエントの実体験】
夫婦間のコミュニケーションに悩んでいた40代女性 Iさん

Iさんから相談を受けた当時、旦那さんから無視をされていてつらい状況だと話していました。話を詳しく聴いていくと、どうやら、日頃から旦那さんへ攻撃的な自己表現を繰り返してしまっていて、旦那さんが精神的に限界が来てしまったようでした。Iさん自身は旦那さんへのコミュニケーションが攻撃的だったとは感じていませんでした。そこで、カウンセリングを通してアサーションをお伝えし、Iさん自らアサーションを学ぶことで『アイメッセージ』を意識したコミュニケーションを取るように心がけます。すると、次第に旦那さんの態度は軟化し、コミュニケーションが目に見えて増えてきました。現在では、御夫婦で仲良く旅行へ出かけるような間柄に立て直すことができたようです。

第2位 話を聞きたがらない夫 悩みを聞いてほしい妻 精神科医が教えるコミュニケーションのコツ (岡田尊司)

話を聞きたがらない夫 悩みを聞いてほしい妻 精神科医が教えるコミュニケーションのコツはマンガ形式で愛着スタイルを学ぶことができる良書です。

 

愛着スタイルとは、生育環境で身に付けた人間関係の癖のこと。大きく分けて4種類存在し、不安定な愛着スタイルの傾向が強いと人間関係にトラブルを起こしやすいです。

 

夫婦間のコミュニケーションにおける衝突し合う・依存し合う・追いかけ回すなどの問題はカップルダンスと呼ばれています。実はこの現象は愛着スタイルの違いによって傾向を掴むことができます。愛着スタイルの存在を知らないと、私たちは自分が心地よいコミュニケーションを配偶者にも押し付けてしまいます。

 

不安だったら話をするのが当たり前。精神的にしんどいときは距離を置くのが当たり前。そんな自分では当たり前だと思っていた人間関係での行動は、配偶者にとってまったく当たり前じゃないかもしれないのです。すると、配偶者はあなたと過ごす生活に居心地の悪さを感じて余計に人間関係の癖が強くなってしまいます。癖が強くなりすぎると夫婦間の葛藤となり、関係性の悪化につながります。

 

大事なのは、自分の配偶者のコミュニケーションスタイルは違っていて当然だと知ること。不安を感じやすいのも、コミュニケーションを回避したがるのも、幼いころから染みついた人間関係の癖です。何も知らなければ、自分を守るために癖が出てしまうのを止められません。愛着スタイルについて少しでも知っていると納得して行動しやすいですよ。

 

【クライエントの実体験】
旦那さんとのコミュニケーション不全の悩み
30代女性 Sさん

カウンセリングを始めたばかりのKさんは旦那さんが何を考えているのかわからずに、問い詰めたり、感情をぶつけたりしていました。そこで、愛着スタイル診断を実施したところKさんは不安型、旦那さんは回避型であることが見えてきました。(実際にクライエントのうち夫:回避型・妻:不安型のパターンは圧倒的に多いです。)旦那さんのコミュニケーションの特性を知ることで、旦那さんとの関係性が悪化したのは自分の心地よいコミュニケーションを押し付けていたからだと気づきました。結果的にKさんご夫婦は離婚を選択したもののパートナーへの執着は無くなり、新しい人生を楽しんでいるようです。

第3位 日本人の9割が知らない遺伝子の真実 (安藤寿康)

遺伝子と聞くと、怖い・よくわからない・胡散臭いという印象を持つ方もいるかもしれませんが、近年の遺伝子解析の精度は飛躍的に向上しています。

 

また、人間の性格や能力が遺伝的にある程度きまっていることも研究によって明らかになっていることはご存じでしょうか?

 

行動遺伝学者の安藤寿康さんの著書である日本人の9割が知らない遺伝の真実 』では、双子の生涯を追った研究から人間の性格や能力に遺伝子が強く影響を与えていることが確認されています。

 

人間の容姿が生まれつきある程度決まっているように、性格や能力も約半分程度は決まっているのです。

 

遺伝子が同じな一卵性双生児の人生を追ったら、大体似たような人生を送っていたが、二卵性双生児は大きく異なる人生を送っていたという衝撃の真実。

 

性格や能力も遺伝子。

 

自分が作る環境も遺伝子。

 

なぜ、私が日本人の9割が知らない遺伝の真実 』を読むことをおすすしているかというと、今の夫婦関係は遺伝子が影響しているという現実を知ってもらいたいからです。

 

遺伝子について少し興味が出てきませんか?

自分の遺伝子を知って対策を立てたいなら、[GeneLife Myself2.0] 自己分析遺伝子検査 / 自分を見つめなおしたい方にがおすすめです。

 

簡単に自分の生まれ持った遺伝子を分析することができますよ。

第4位 マインドフルネス瞑想入門 (吉田昌生)

ここまで夫婦間のコミュニケーションや性格分析についての書籍を紹介してきましたが、今度は自立と自律に関する内容。

 

第4位は吉田昌生さんのマインドフルネス瞑想入門です。

 

マインドフルネスや瞑想に関する書籍は様々ありますが、この書籍をおすすめするポイントは、

  • マインドフルネスについて科学的・宗教的・体系などあらゆる視点からマインドフルネスについて教えてくれるので腑に落ちやすい。
  • 具体的な瞑想法を多数紹介してくれる点です。

 

マインドフルネスについて知りたくて本を読んだけど『よくわからなかった』、『実践できなかった』という問題がマインドフルネス瞑想入で学ぶことで起こりづらいです。

 

夫婦問題は多くの場合で長期戦になります。 

 

長期戦を乗り越えるためには、心身のケアがとても大事になってきます。

 

瞑想がメンタルの安定に役立つことは科学的にも証明されていますので、取り組むことで夫婦立て直しに取り組むメンタルを作ることができますよ。

第5位 心理療法ACT3冊 (ラス・ハリス)

次に紹介するのは心理療法ACTに関する書籍。

 

マインドフルネスをより実践的にしたものがACTです。

 

カウンセリングでも利用しているワークが紹介されていますので、3冊買って自分自身で読み解いて実践していくのもひとつの方法だと思います。

幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない: マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門

『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない』

 

なんとも衝撃的なタイトルですが、幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない: マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門 が伝えたいことは『生きていくうえで幸福なのは当たり前じゃないんだよ』ということ。

 

夫婦生活でも同じです。

 

結婚したらしあわせになれるはずだった。

 

子どもが生まれたらしあわせになれるはずだった。

 

実は、すべて価値観の刷り込みや思い込みによって作られた神話なのです。

 

あるがままを受け入れて、感情と思考を分けて考えることができるようになる。

 

現実を受け止めて前を向いて生きていく。

 

夫婦問題に直面した私たちが知らなければならないことが詰まっています。

 

相手は変えられない ならば自分が変わればいい: マインドフルネスと心理療法ACTでひらく人間関係

こちらは、『夫婦問題が起こっているのは配偶者のせいだ』と強く思っている方に読んでほしい一冊が相手は変えられない ならば自分が変わればいい: マインドフルネスと心理療法ACTでひらく人間関係です。

 

配偶者のせいにしてしまう気持ちは、別居していた当初の私もそうでしたのでよくわかります。

 

しかし、配偶者はコントロールできませんし、結婚してから変わってしまったと感じるのは『自分の捉え方が変わった』からなのです。

 

自分を変えてコミュニケーションを円滑にするためのワークが多数紹介されています。

 

自分が変わらなければ、配偶者は変わらないのです。

 

自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる ――マインドフルネスと心理療法ACTで人生が変わる

自分の生き方や価値観が定まらない方は自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる ――マインドフルネスと心理療法ACTで人生が変わる (単行本)がおすすめです。

 

価値観リストの作成方法や自信を持って生きるためのワークが紹介されています。 

 

夫婦問題が発生すると自己肯定感は大きく下がります。

 

下がってしまった自己肯定感のせいでさらなるトラブルが生まれて離婚に繋がっていきます。

 

どこかで食い止めなくてはならない負の連鎖を断ち切ることができると思います。

 

第6位 母という病,父という病 (岡田尊司)

第6位は愛着の病に関する書籍の紹介です。

 

先ほど紹介した話を聞きたがらない夫 悩みを聞いてほしい妻 精神科医が教えるコミュニケーションのコツを監修した岡田尊司さんが書き下ろした親子間の愛着スタイルについて掘り下げています。

 

夫婦問題の9割は親の影響であると考えるようになったのはこの本がきっかけです。

 

子にとって親がどれだけ大きな存在なのかを知ることができますし、親子間の愛着障害によってついた傷を癒す方法も紹介されています。

 

いつも配偶者へ後悔してしまうような言動を取ってしまう方は親子間の愛着形成に問題があったのかもしれません。

 

親子間で生じた心の病の矛先は親ではなく、配偶者。

 

配偶者は自分にとって最も身近な存在ですからね。

 

配偶者を最も傷つけてしまいやすいのです。

母という病

父という病

 

第7位 愛を伝える5つの方法 (ゲーリー・チャップマン)

『愛を伝える5つの方法』が教えてくれるのは、自分や配偶者が本当に求めている愛情表現です。

 

皆さんは大切な人がどんな愛情表現をしてもらうと嬉しいですか?

 

また、どんなことをしてもらうと幸せを感じますか?

 

私の場合は愛情・感謝・賞賛など言葉で表現してもらうこと。

 

だけど、配偶者違うかもしれません。

 

言葉よりも行動を求めているかもしれない。

 

プレゼントを求めているかもしれない。

 

上質な時間を求めているかもしれない。

 

身体的な触れ合いを求めているかもしれない。

 

適切な愛情表現をしなければ、愛情表現していないのと同じと思われてしまうかも。

 

少しでも不安がよぎったら『愛を伝える5つの方法』を手に取ってみてくださいね。

 

第8位 心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える (石井遼介)

Googleの人員解析部によって研究された『心理的安全性』について紹介したのが『心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える』です。 

 

内容はビジネスよりの本ですが、『心理的安全性』感じるチーム作りはより良い夫婦関係にも共通しています。

 

家族は自分にとって世界最小のコミュニティであり、チームです。

 

心理的安全性を高めるために、

 

どのような価値観で生きていけばいいのか。

 

家族に対してどのように接すればいいのか。

 

それを教えてくれるのが『心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える』です。 

 

マインドフルネスにも通じるところがあるので、併せて学んでおくことをおすすめします。

 

第9位 本当の自由を手に入れるお金の大学 (両@リベ大学長)

本当の自由を手に入れるお金の大学はyoutuberの両学長の経済的自由を目指すための5つの力を紹介した書籍です。

 

本書の特筆すべきところは、マネー本の中でも節約するための『貯める力』にかなりのボリュームを割いているところ。

 

夫婦関係がうまくいくかどうかは、経済的安定や世帯収入にも左右されます。

 

世帯収入を急に増やすことはできませんが、支出をカットすることは今日からできます。

 

経済的安定感は心の安定感を生み出します。

 

さらに、夫婦問題が起こっている夫婦ではお金の話をするのはとても難しいです。

 

しかし、無駄な支出をカットするための改善なら比較的取り組みやすいはず。

 

私も『本当の自由を手に入れるお金の大学』のおかげで月4万円の固定費削減ができています。

 

家庭の経済的な悩みを抱えていたら、一読することをおすすめします。

 

第10位 家族心理学 第2版 (中釜洋子、野末武義、布柴靖枝、無藤清子)

家族心理学 第2版 は夫婦問題を取り扱うカウンセラーなら必読の書籍となっています。

 

つまり、私がカウンセラーとして皆さんと何をしていきたいのかがわかる本となっています。

 

『みんなが抱える共通の夫婦の悩み』についてより詳しく知りたいよ。という方にはおすすめの一冊。

 

ただし、大学の授業で扱われる教科書なので、難しい表現が多いです。 

 

夫婦立ての直し工場では読み解いて情報発信していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

番外編

夫婦関係の改善に役立つ書籍ですが、不倫や浮気を扱った内容のため、人によっては抵抗感があるかもしれませんので番外編です。

もう一度ベストカップルを始めよう (ジャニス・エイブラムズ・スプリング , マイケル・スプリング )

もう一度ベストカップルを始めよう』は全米50万部以上売れているベストセラーです。

 

浮気や不倫で苦しんでいるカップルがもう一度夫婦としてやり直すためのワークが紹介されています。

不倫された心をどうやって癒すのか?

 

不倫した配偶者とどうやって立て直すのか?

 

もう夫婦を終わりにするしかないと思っていた気持ちを変えてくれます。

 

許せない!

 

もう別れる!

 

と思ったらぜひ読んでほしい1冊です。

不倫 (中野信子)

脳科学者中野信子さんの『不倫』です。

 

「不倫は子孫を残すための本能的な行為だ。不倫は悪いことだという価値観は、人類の長い歴史から見ると後付けにすぎない」

という不倫されたいる側からすると、

ぶん殴りたくなるような発言をしている著者ですが、

不倫は繁殖が目的である生物としては仕方ないという考えは概ね理解できます。

 

人間の2人に1人は不倫しやすい遺伝的特徴を持っているという恐ろしい現実も語られていますよ。

 

そして、他人の不倫まで集団で攻撃する人間の習性にまでフォーカス。

 

不倫のメカニズムを知るにはわかりやすい本となっていますので、覚悟が決まったらぜひ手に取ってみてくださいね。

最後に

夫婦関係改善に役立ちそうな本は見つかりましたか?

 

正直に言って、『本を読むのは苦手だけど、夫婦関係は良くしていきたい!』という方もいらっしゃると思います。

 

↑のような方はメールカウンセリングを通して一緒に夫婦立て直しへ取り組んでいければと思います。

 

石谷落果

夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います
 
必ずあなたの力になります

 

これからも一緒にしあわせな家族を目指しましょうね!

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