『別居、家庭内別居からの立て直し』夫婦立て直しの道のり⑥

こんにちは！

　

『夫婦立て直し工場』の石谷落果です。

　

　

本記事は、『別居や家庭内別居をしていて、いつ離婚となっておかしくない』という状況の方へ向けた記事となります。

　

私も一時期は妻、子どもと別居していた時期がありました。

　

思い出すだけで、心が締め付けられるような感覚になります。

　

しかし、当時の経験があるからこそ今の自分があると確信しています。

　

全く同じ条件、状況ではありませんが、皆さんの悩みや心に寄り添うことができるはず。

　

自分の経験と知識を最大限お伝えしますので、最後までお付き合いいただければ嬉しいです。

専門用語やわかりにくい内容については、各参考記事を読んでいただければ幸いです。

　

　

夫婦立て直しを始めたばかりの方↓

　

状況別の夫婦立て直し↓

　

家族の経済的不安を無くしたい方↓

　

家族の発達課題について学びたい方↓

　

　

離婚ボタンはいつでも押せる、今はまだ押すときではない。

もしかすると、

すでに配偶者から離婚したいと言われている方もいるかもしれません。

　

宣告された時の絶望的な気持ち

　

寝耳に水のような驚きの気持ち

　

どのような心境であっても、

時間が経つにつれて心は不安や怒りでいっぱいになっているかと思います。

離婚を迫られた時にしてはいけないことは、

感情に任せて離婚を選択することだけは避けること。

　

離婚はお互いの同意、

もしくは裁判によって認められた離婚事由のみでしか成立しません。

　

まずは、今は離婚できないと真剣な想いで配偶者へ伝えてください。

　

なぜ離婚なんだ。

　

考え直してほしい。

　

謝るから許してほしい。

　

という気持ちが湧いてきて、

配偶者へ縋りつきたくなるかもしれませんが堪えてください。

　

しかし、他人の心はコントロールできません。

　

離婚されそうになっている自分を変えて、配偶者へ影響を与えるしかないのです。

　

夫婦立て直しのスタートはここからです。

　

立て直したいなら離婚してもしあわせなる準備を

別居からの夫婦立て直しは、想像以上に過酷な道のりです。

『必ずうまくいく方法はない』というのが現状。

　

ただ、限りなく100%に近づく方法はあります。

　

それは、夫婦立て直しの目標を再設定することです。

　

私は、『夫婦立て直し』を家族全員がしあわせになることだと定義しています。

別居していると、自分がしあわせになってよいのか悩んだり、

後悔と反省でネガティブな思考になってしまいます。

　

しかし、家族には自分自身を含みます。

別居していても、

配偶者から否定されていても、

あなたにはしあわせになる権利があります。

　

また、配偶者と一緒に暮らしてもトラブルは起こってしまうかもしれません。

　

配偶者がボロボロになったとき、

家族を守るためにも、ひとりでもしあわせになれるような心構えを育てていく必要があります。

ひとりだからやれること

どのような理由で別居になってしまっても、

自分が心から反省して前を向いて生きていこうとしているなら、

胸を張ってしあわせになっていいんです。

だからこそ、ひとりの時間が取れるときに、自分と向き合ってみることをおすすめします。

　

価値観リスト

ひとつめは、『価値観リスト』です。

夫婦立て直し中は、配偶者の気を引きたくて自分の価値観とは異なる行動をとってしまうことがあります。

　

本当に大事にしている価値観を無視して、配偶者へ合わせていると、どこかちぐはぐな人間ができあがります。

　

私自身も別居する前は、自分の価値観など考えたこともなくて、その場凌ぎの判断をしてきました。

配偶者からは、芯のない優柔不断な人間だと思われていだことでしょう。

　

しかし、価値観リストを作成したことで、自分が何を大切に思っているのかを客観的に知ることができました。

　

『どんな価値観よりも家族の方が大切だ』と自覚してからは、行動が変わっていきました。

　

逆に、真剣に悩んだ末に最も大切な価値観が家族でなければ、夫婦を立て直す意味すらないかもしれません。

ぜひ熟考して本当の自分の価値観を見つめ直してくださいね。

瞑想

価値観リストは作成に時間がかかりますので、同時進行で『瞑想』に取り組むことをおすすめしています。

　

瞑想には、不安や恐怖の感情を和らげる効果があると科学的にも証明されています。

別居時の精神状態は、かなり深刻なダメージを受けています。

　

人によっては死を考えることもあるはず。

　

瞑想には、絶望的な状況を少しでも改善する力があります。

　

瞑想の基本は、呼吸、皮膚感覚、家事、歩行など様々な日常的に無意識に通り過ぎている動作に注目し、向き合うこと。

30分程度続けることが良いとされていますが、焦らずに少しずつ時間を伸びしていくことが大事です。

　

やり方は以下の記事を参考にしてみてくださいね。

家系の課題

最後は家系の課題についてです。

私は、夫婦問題のほとんどは親が原因だと考えています。

『親のせい』と他責思考で考えるのではありません。

　

遺伝的素質と

家庭環境から強く影響を受けていることを客観的に見つめ直そうということです。

よくある話としては、

• 離婚した親の子どもは離婚しやすい。
• アルコール依存だった親の子どもはアルコールにハマりやすい。
• 虐待されて育った子は、配偶者へDVをしてしまう。

↑ような親と同じような人生を歩むケースです。

　

遺伝子から見た場合

離婚遺伝子、アルコール依存遺伝子、DV遺伝子というような行動そのものを受け継ぐことはありません。

一方で、

• 不安になりやすい
• 短期的利益、快楽を求めやすい
• 感情的になりやすい

という遺伝子は存在します。

　

親と同じ課題を繰り返してしまうのは、

遺伝子の組み合わせによって、離婚につながってしまう要素となっていまうのが一因です。

　

もちろん、親が離婚しているから絶対にそうなるわけではありません。

　

優秀や頭脳を持った両親の子どもが比較的優秀である傾向があるように、

やはり、離婚しやすい親の子どもは比較的離婚しやすくなるのです。

　

家庭環境から見た場合

しかし、すべてが遺伝子で決まるわけではありません。

　

生まれ育った環境も重要です。

　

とくに、重要なのは安全基地の有無。

• 親から常に安全感に満ちた接し方をしてもらえた。
• 自分の考えや感じていることを共感してもらえた。
• 助けを求めたときには素早く対応してくれた。

自分を無条件に愛してくれているという感覚を幼いころに体験できていた場合は、

親を中心に『自分を偽らずなんでも話せる相手』が増えていきます。

　

一方で、愛着スタイルが不安定な親の元で育った場合は、

子どももまた不安定な愛着スタイルになりやすく、安全基地をうまく作ることができません。

　

愛着スタイルのすれ違いや、配偶者へ自分を偽らずに話すことができない不安感から夫婦問題ご発生している可能性が高いです。

　

家系の課題に対してできること

家系の課題を解決するためには、以下の要素が重要です。

どれかひとつだけ学んでも本当の夫婦問題の原因には辿り着けません。

　

私の場合も遺伝子と家庭環境と両親の課題が複合的に重なり合って夫婦問題が発生したと考えています。

各参考記事を読んでいただくことで、分析は可能です。

　

しかし、1人で考え抜くのは難しいので、もし相談していただければ一緒に考えることができます。

　

まったくの他人の方が話しやすいということもあります。

　　

相談していただいたら全力でサポートします。

　

最後に

夫婦立て直しは、まずは自分がスタートするところから始まります。

　

夫婦問題には、自分に落ち度がある場合、配偶者に落ち度がある場合、はたまた両者に落ち度がある場合など状況は様々です。

　

しかし、状況はどうであっても、

自分から変わっていく必要があるのは共通した方針。

離婚するのは、本当に愛情が底を尽きてしまったときに考えればよいのです。

　

少しでも愛情が残っているなら、離婚は避けたほうがよいと私は考えます。

　

長期的な視野で人生を考えたとき、

あのとき配偶者を、

理解しようとしていれば、

切り捨てなければ、

見捨てなければ、

助けてあげれば、

と後悔が残ると思うからです。

　

もちろん、考え方は人それぞれ。

　

何が正しい決断かの正解はないです。

　

しかし、長期的な視野で家族について想像したとき、

あなた自身の最適な答えは、決まっているのではないでしょうか。

　

　

これから一緒にしあわせな家族を目指しましょうね！