こんにちは!
『夫婦立て直し工場』の石谷落果です。
プロフィール
石谷落果
夫婦カウンセラー
『離婚寸前の夫婦危機を経験したこと』が夫婦カウンセラーを志すきっかけ。家族心理学・認知行動療法に精通し、心理的なサポートから経済的フォローまで多角的な夫婦カウンセリングを実施中。
夫婦問題は長引くほど立て直しは難しくなります。ひとりで悩まずに、一緒にしあわせな家族を目指しませんか?
今回は、夫婦立て直しする前に作って欲しい『価値観リスト』について紹介します。
夫婦立て直しに取り組むには、自立していることが大切。
結婚生活における選択や判断を
後悔しないために、
迷わないために、
『価値観リスト』を一緒に作っていきましょう!
夫婦・家族関係についてひとりで考えるのがつらいと感じたら、夫婦立て直しカウンセリングを選択肢のひとつとして考えていただけたらと思います。
必ずあなたの力になります。
夫婦立て直しを始めたばかりの方↓
状況別の夫婦立て直し↓
家族の経済的不安を無くしたい方↓
家族の発達課題について学びたい方↓
価値観のぶれない夫婦関係は強い!
皆さんは自分の人生の価値観を意識して日々を過ごしていますか?
困難に負けない強い夫婦の要因のひとつに、『価値観が揺らがないこと』が挙げられます。
『安全基地』の考え方に通じますが、
時、場合、心身の状態によって、
価値観がコロコロ変わってしまう相手を心から信頼することはできません。
夫婦が互いに安全基地となることは、家系の課題を乗り越える力となります。
夫婦問題が発生する前の私は、自分の価値観について考えたこともありませんでした。
妻と別居するまでは、
なんとなくその場の雰囲気で物事の判断をしたり、
やりたいと思っていることを後回しにして、
短期的な利益を得る生き方を選んでいました。
ふらふらと自分の考えが変わっているように見えるため、
妻からは芯のない人間だと思われていたでしょう。
価値観を整理できていないから、頼りない人間だったということです。
自己省察と価値観リスト
価値観を整理したい!
ぶれない芯のある人間になりたい!
その時に、利用させてもらったのが、メンタリストのDaiGoさんが紹介していた自己省察のひとつ、価値観リストの作成でした。
最初は自分の人生を見つめ直すつもりで価値観リストを作ったのですが、結果的に夫婦立て直しに大きく役立ちました!
価値観リストを作ることで自分の選択に迷いが減ります。
迷いが減ると決断に安定感が生まれます。
安定感は配偶者の信頼を取り戻すひとつのキーになります。
どんな時でも変わらずに味方で居てくれるのは心理的な安定をもたらしますからね。
価値観リストはゆっくりと作る
価値観リストの作成手順はこれから紹介しますが、
ポイントは、
直感的に答えるのではなく、
ゆっくりと自分の心と向き合って答えることです。
私の場合は、何もないところからスタートだったので1ヶ月以上悩みました。
現時点で、別居している方も同様です。
夫婦立て直しについて調べると、
時間が経つほど確率は低くなると言われていますが、
表面的な立て直しでは、いずれ綻びが発生します。
『この人、変わったなあ』
と時間をかけてでも、配偶者に感じてもらうのが、夫婦立て直しへの近道です。
負担でなければ、リストを作成しながら、家系の課題や瞑想に取り組むと良いと思います。
今から、1人で自分自身と向き合う時間は一生の財産になるので安心してくださいね。
価値観リストの作成手順
では、具体的なSTEPです。
STEP 1
価値観リストの価値観80個を、次の3種類に分類する
★すごく重要
〇まあまあ重要
×そこまで重要ではない
STEP 2
「★すごく重要」だけをピックアップして、10個に絞る
STEP 3
残った10個の価値観を、1位から10位まで順位をつける
▶︎価値観リスト
受容:ありのままの自分を受け入れてもらう
正確:自分の意見や信念正しく伝える
達成:なにか重要なことを達成する
冒険:新しくてワクワクする体験をする
魅力:身体的な魅力を保つ
権威:他者に対して責任を持って指導する
自治:人まかせにしないで自分で決める
美的:身のまわりの美しいものを味わう
庇護:他者のめんどうをみる
挑戦:難しい仕事や問題に取り組む
変化:変化に富んだバラエティ豊かな人生を送る
快適:喜びに満ちた快適な人生を送る
誓約:絶対に破れない約束や誓いを結ぶ
慈愛:他者を心配して助ける
貢献:世界の役に立つことをする
協調:他者と強力して何かをする
礼儀:他者に対して誠実で礼儀正しく接する
創造:新しくて斬新なアイデアを生む
信頼:信用があって頼れる人間になる
義務:自分の義務と責任を果たす
調和:周囲の環境と調和しながら生きる
興奮:スリルと刺激に満ちた人生を送る
貞節:パートナーにウソをつかず誠実に生きる
名声:有名になって存在を認めれる
家族:幸福で愛に満ちた家庭を作る
体力:丈夫で強い身体を保つ
柔軟:新たな環境にも簡単になじむ
許し:他人を許しながら生きる
友情:親密で助け合える友人を作る
愉楽:遊んで楽しむこと
寛大:自分の物を他人にあたえる
真実:自分が正しいと思うとおりに行動する
信教:自分を超えた存在の意思を考える
成長:変化と成長を維持する
健康:健やかで体調よく生きる
有益:他人の役に立つこと
正直:ウソをつかず正直に生きる
希望:ポジティブで楽観的に生きる
謙遜:地味で控えめに生きる
笑い:人生や世界のユーモラスな側面を見る
独立:他者に依存しないで生きる
勤勉:自分の仕事に一生懸命取り組む
平安:自分の内面の平和を維持する
親密:プライベートな体験を他人とシェアする
正義:すべての人を公平に扱う
知識:価値ある知識を学ぶ、または生み出す
余暇:自分の時間をリラックスして楽しむ
寵愛:親しい人から愛される
愛慕:誰かに愛をあたえる
熟達:いつもの仕事・作業に習熟する
現在:いまの瞬間に集中して生きる
適度:過剰を避けてほどよいところを探す
単婚:唯一の愛し合える相手を見つける
反抗:権威やルールに疑問を持って挑む
配慮:他人を心づかって世話すること
開放:新たな体験、発想、選択肢に心を開く
秩序:整理されて秩序のある人生を送る
情熱:なんらかの発想、活動、人々に深い感情を抱く
快楽:良い気分になること
人気:多くの人に好かれる
権力:他人をコントロールする
目的:人生の意味を方向性を定める
合理:理性と論理に従う
現実:現実的、実践的にふるまう
責任:責任をもって行動する
危険:リスクを取ってチャンスを手に入れる
恋愛:興奮して燃えるような恋をする
安全:安心感を得る
受諾:ありのままの自分を受け入れる
自制:自分の行動を自分でコントロールする
自尊:自分に自信を持つ
自知:自分について深い理解を持つ
献身:誰かに奉仕する
性愛:活動的で満足のいく性生活を送る
単純:シンプルでミニマルな暮らしをする
孤独:他人から離れて1人でいられる時間と空間を持つ
精神:精神的に成長し成熟する
安定:いつも一定して変化のない人生を送る
寛容:自分と違う存在を尊重して受け入れる
伝統:過去から受け継がれてきたパターンを尊重する
価値観リスト作成のポイント
- 時間をかけてゆっくり作る。
- 似たような価値観は比較して精査する。
- 格好付けずに本心で作る。
- 夫婦立て直しにはマイナスに感じる価値観も大切にする。
- 一度作っても、しばらく経ったら再考する。
価値観リストから見えること
いかがでしたか。
どのくらいの時間がかかったでしょうか。
経過はどうであれ、自分の人生の指針となるものになっているはずです。
悩んだときに、大切な価値観を振り返って後悔しない選択をしてください。
私の場合
ちなみに、私の価値観リストの上位3つは
『家族』
『成長』
『合理』
でした。
妻との別居中に作成したのでそれ以下の7つは順位に入れ替えがありましたが、
現状でも上位は変動していません。
私の人生で大切にする価値観が決まったといえます。
価値観リストと夫婦愛
夫婦愛は無性の愛が必要です。
『家族』
『単婚』
『愛慕』
『献身』
『寛容』
など、皆さんの価値観リストには、良好な夫婦関係を想起させる価値観は含まれていましたか?
家族を大切する優しさはテクニックやスキルではありません。
必ず、配偶者や子どもに伝わります。
しかし、あなたの価値観リストが配偶者や家族を顧みず、野心に溢れ、自由に生きることを望んでいたら立て直しは難しいかもしれません。
世間体のために結婚し、子どもを授かり、本当の自分を押し殺して生きてきた結果なのかもしれません。
冒険したい、挑戦したい、孤独でいたい、もっと自由に恋愛をしたい。
そのような価値観だった場合、離婚を選んでも間違った選択ではないですよ。
仮にもう一度やり直そうとしても、あなたと配偶者は本当の夫婦になれず、幸せが遠のく可能性が高いです。
もしも、価値観リストが夫婦立て直しとかけ離れていると感じている。
けれど、もう一度夫婦をやり直したいと思っているという場合は、
家系の課題が重く、本当の自分と向き合えていないのかもしれません。
家系の課題に雁字搦めにされている自分を長期的な視野を持って変えていく必要がありそうですね。
まとめ
価値観リストは自分の人生を振り返る意味でも作ってみて欲しいです。
一体、自分持っている価値観はどこからやってきたのか?
いつからか?
何に影響を受けたのか?
そんな思考を巡らすのもいいかもしれません。
一緒に学んで、必ず夫婦立て直しを成功させましょうね。
コメント